
『アレイシ・エスパルガロ説明:ホンダ機の振動問題について』
★6月27〜29日、オランダGPが行われ、モトGPクラスのアレイシ・エスパルガロ(ホンダ・テストライダー、マリーニ代役)が予選21位、スプリント18位、決勝16位だった。
★決勝後、エスパルガロ選手が次のように話した。
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【今回の決勝については?】
「リアタイヤをソフトにしたのは選択ミスでした…ただ、ミシュラン側と話をした時、タイヤ消耗はそれほどでもないってことだったんで決めたんですけどね。
まぁ、僕の場合、問題は振動の方なんで…そもそもリアをソフトにしても、助けにはならなかったでしょう。リアタイヤが高温になったことで、マシンのチャタリングも悪化したんですから。
レース後半、グリップの方はそれほど落ちなかったけど、フロントの振動は酷かったんですよ…きちんと操縦できなくて、10周ぐらい走った後はがっくりきてました。それでアクセルを開くのも諦めたんです。
ミスしまくりの膨らみまくりで…とにかく、完走することだけを考えてました。」
【振動について、詳しく話してくれる?】
「振動自体はフロントに感じるけれど、でも、絶対にリアの方から伝わってきてるんですよ。不思議なのは、なぜ、そして、いつ始まるかが分からないことなんですよね。
あれはストレスですよ…(振動がなければ)もっと好結果を出せるはずなんだから。ジョアン(ミール)とジョアン(ザルコ)には頭が下がります…あの振動を抱えながら、きちんと操縦してるんですからね。
とにかく、ホンダはこの点に手を入れていかないと…選手はエイペックスポイントを速く走る方に集中すべきであって、振動のせいで転倒しないよう気を配ってるなんておかしいでしょ。」
【チャタリングに慣れてゆくとか…?】
「僕がフル参戦してるなら、その点も重視するでしょうね…僕の任務はマシンから最大限の力を引き出すことであり、それで給料もらってるんだから。
でも、そう言う話じゃないでしょ…マシンに適応するのが選手の役目だとは言ってきたけど、(マシンを改善するのは)僕らの役目なんですからね。
現状を改善するのは、あくまでもテストチームやエンジニア陣の責任なんですから。」
【ホンダは、解決の糸口を掴んでいるの?】
「2つほど案が出ていて…バルセロナでは2点ほど試してみました。荷重配分を調整しつつ、スイングアームを試してみたりしてね…ただ、実のところ、まだちょっと道に迷ってる状態です。
奇妙な話ではあるんですけどね…最高のエンジニア陣が揃っている大企業が、問題を突き止めることができずにいるんだから。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
以前のホンダでは現在ありません
社内で開発設計してないので
問題発生してもエンジニアは対応出来ません。社外の外注会社に全て丸投げ
これが現在のホンダ
フレーム、スイングアームは他社から購入
エンジンは外注
ホンダは発注先に評価結果を連絡し
改善要求するのが仕事
たぶん、変な形で付け根も弱そうなリアウイングからでしょう。
4輪ほど酷くないけど俺がいた時とは違うチームロゴ変えた時には違う会社
確かにチャタリングの原因ってリアであることが多いんだけど、リアに比べてフロントタイヤのグリップが高すぎても出るし、一筋縄ではいかない症状だよね。
それも症状が常に出てるんじゃなくて、出たり出なかったりしたら、最悪。原因究明がドツボに嵌る。