MotoGP

アレックス・マルケス説明『なぜスプリントで兄マルクを抜かなかったのか』

『マルケス:なぜスプリントで兄マルクを抜かなかったのか』

★6月27〜29日、オランダGPが行われ、モトGPクラスのアレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が予選3位、スプリント2位、決勝は転倒リタイアした。現在、総合2位(首位とは68ポイント差、後続とは58ポイント差)。

★6月29日、決勝でペドロ・アコスタとの4位争い中、アコスタ選手の太ももがアレックス選手のフロントブレーキに触れてしまい、第5コーナーで転倒、左手の第二中手骨を複雑骨折した。

★29日夜、マドリッドで左手の手術を受け、成功した。回復期については、近日中にチームから発表される予定。
7月11日から2連戦となるため(ドイツ、チェコ)、タイトル争いを思えば、できるだけ早く復帰したい。
総合首位である兄マルク選手も、「メインライバルである弟が出来るだけ早く復帰できるよう、サポートしていきたい」と明言している。

★6月28日、スプリント終了後、アレックス選手が次のように話した。

【兄マルク選手にかなり接近していたのに、なぜオーバーテイクを試みなかったの?】
「問題は僕が兄より速かった地点が、第3セクターだったと言うことなんです。第10/11/12コーナーで…6速で走る地点なので、抜くためにはかなり速く走らなければならないんですよ。
ここはけっこう狭いコースだし、現在のマシンはウィングが付いてるでしょ…しかも、(兄マルクとは)同じマシンで、違いはごく僅かなんだし。
同じパフォーマンスで、ほとんど全てが同じマシンなのだから…チャンスはないと言うことです。」

【つまり、ほぼ同じマシンだったから抜けなかったと…?】
「前にいたのがヤマハやホンダのマシンなら、お互いの強みが違うじゃないですか。でも、同じメーカー機だとかなり似てますからね。
特に兄は第16コーナーのブレーキングがかなり上手かったんですよ…あそこはオーバーテイク地点でしょ。
だから、兄を抜けるようなルートはなかったんです。」

【貴方は決して兄マルク選手を攻撃しないと、批判されているが…】
「僕は気にしてないんで…全く気にしてませんから。
現在の僕の作戦からすると、僕に言えるのは…自分は総合2位に就いていて、(兄マルクを)倒せる可能性があるのは僕だけだと言うことだけです。」

(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

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