
『ペルナット:ダッリーニャはドゥカティ機開発が終焉を迎えてると知り、兄マルケスを加入させた』
★カルロ・ペルナットはバスティアニーニやイアンノーネ、カピロッシ、故シモンチェッリらを担当したベテランマネージャーだが、2024年に肺気腫を患い、現在はほぼ引退した状態で療養を続けている。
★7月6日、ペルナット氏が伊サイト『Mowmag.com』に次のように話した。
[ その2はこちら ]
【KTMではバスティアニーニ以外に…ペドロ・アコスタも契約解除できそうなの?】
「アコスタの契約って言うのは、容易に解除できるようなものではないんですよ。
とにかく、近々でKTMがどう言う決断をするのか…様子を窺っていかないとね。現状は、とにかく複雑に絡み合ってるわけだから。
もちろん、アコスタはドゥカティ機に乗るためなら何でもやるだろうけどね…同様にドゥカティとヴァレンティーノ・ロッシだって、アコスタのことは大歓迎するだろうし。
まぁ、ヴァレンティーノにしてみたら、アコスタって言うのはマルク・マルケスにとって…現役時代の自分にとってのマルクみたいに見えるんじゃないんですか。
つまり、ベテランチャンピオンライダーの最高峰8回目タイトル獲得を阻む若手ライバル…って感じですよ。」
【マルク・マルケスの最高峰7回目タイトル獲得は…もう確実だと思う?】
「はぁ〜?もう手に入れたも同然じゃないかい。まぁ、レースでは何が起きるか分からないとは言うが…ここまで、ほぼ全勝してるわけだろ。
(バニャイアのことを)もう100ポイント以上引き離してるんだから、もう今年はマルクが取ったも同然でしょ。
入院してる最中もTVでレース観戦はできるんだが…(マルケスは)アクセル全開なんかで走っちゃいませんよ。
私はね、けっこうおおっぴらにドゥカティ批判をしてきたんですよ…マルク・マルケスを加入させるなんて、これまで取ってきた若手育成路線に反するわけだから。
ただ、こうなってくるとね…ジジ・ダッリーニャは正しかったって言うしかないじゃないでしょ…(マルケスが出している)リザルトを見れば、一目瞭然なんだから。
まぁ、ジジにしてみたら、当然、ドゥカティ機の開発プロジェクトが終焉を迎えてるってことは分かってたんだしねぇ。」
【ドゥカティ機の開発プロジェクトが終焉を迎えてる!?】
「ドゥカティ最新機が不完全なものだってことは、明白じゃないですか。おそらく、ジジには分かってたのでしょう…2024年機で完成形だってことがね。
それ以降の改良は不可能であり、むしろ、劣化させてしまう可能性が高く…だからこそ、とにかく他を大きく引き離せる選手を選んだのでしょう。
マルク専用機を作ったってことではなく…そんなの、全くのデタラメでね。ただ、技術的に後退することを覚悟しつつ、自力で他の選手らより二歩先に行ける選手を選んだってことですよ。
2024年機でもってアレックス・マルケスは大活躍し、ルーキーのフェルミン・アルデゲルだって新人らしからぬ速さを見せてるじゃないですか。
まぁ、フランコ・モルビデッリに関しては、今年のがっかり選手の1人って感じだが…それでも、総合4位には就いてるんだからね。」
[ その4に続く ]
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
説得力ある……
グゥの音も出ん
>アクセル全開なんかで走っちゃいませんよ
これホントにそう思う
だから余計にアレックスとランデブーは下がるのよ
ヴァレxアコスタの考察が面白い!
確かにストップザ・マルケスはアコスタのDUCATI入りしかないし、ヴァレなら仕掛ける可能性はありそう
今のアコスタ見てるとファビオと同じで無理してるようにみえるからねぇ
エンジンは速いけどそれほど今年のKTMはバランスが悪い
なんでもソツなく乗りこなせるヴィニャーレスが特別なだけで
自力で他の選手らより二歩先に行ける選手を選んだってことですよ、、、その通り、前からわかっていましたが、ライディングだけではなく、メカへ説明力も凄かった。完全復活♪
確かにここ数年のドゥカティはアグレッシブに振るかライダーフレンドリーに振るかを交互に繰り返している感じで開発が袋小路に入ってるという感じはしますね、とは言え他社より数段上の水準に居る事は確かなのですが。
まあ、というかもはやMMドゥカのパッケージは結果論で、開幕から此処までの前半戦を概ね
チャンピオンシップ支配したのはMMだったという話をしてるだけかなと。MMがGP25はチョット
アレだなって感覚をセパンテストから感じつつも、ペッコが同調して来た時は、しめしめと思っただろうし
まんまとMMの思惑通りの前半戦だったという話。自分的にはMM・AMのランデブーフォーメーションは茶番と
言って来たけど、まあ少し言い過ぎかなあとは思いつつも、明らかに兄弟談合走りをしてるなと言うのは
自分目線では明白に思ってたので、今も二人のスタイルは変わってはいないかなと。まあ要は他のライダー
特に同じ類のマシンを乗ってるライダーらが不甲斐ないだけの話に終始しちゃうかなと。ペルナット氏が
現場から離れてSKYのレース後のふり返りを聞けなくなったのは少し寂しいけど、たまにこうして
インタビューに答えて同じ目線で観てると思うと、これもまた一興かなと。
伸びしろが有りすぎるECU使ってると、開発に悪影響あると思うんだよね。
全メーカーに対して。