MotoGP

マルク・マルケス『タイトル確定の時期については…消極的にかまえてます』

『マルケス:タイトル確定の時期については…消極的にかまえてます』

★7月13日(日)、ドイツGPのモトGPクラスでマルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)が、決勝首位だった。現在、総合首位(後続と83ポイント差)。

★同GPの優勝はモトGPクラスでは9勝目、全クラスを通して12勝目。
最高峰キャリアでは69勝目となり、首位ヴァレンティーノ・ロッシの89勝に次ぐ記録となった。

★決勝後、マルク選手が次のように話した。

【今回の決勝については?】
「まず初めに、今週末の2勝は故ボルハ・ゴメスと、ご家族、ご友人に捧げたいと思います。
人生はこれからも続いていくけど、こう言う知らせはもう聞きたくないので。
今回のレースについては大満足です…今シーズン開催の中で、『攻めのサーキット』として印を付けておいた場所だったんで。僕にとって特別なコースなんですが、完璧なレースウィークとなりました。
昨日はレインコンディションだったので特に重要だったし、今日のドライはNo.1リズムで走れることは分かっていたので無理をしないようにしていました。」

【また兄弟で1〜2位を独占し…】
「弟のリザルトには驚いてません…なんでも出来るって思ってるんで。
一緒に暮らしている選手が復帰を目指し、24時間体制で努力してるのを見てれば…アドレナリンの力も使って、前に出て行けることは一目瞭然で…実際、そうだったでしょ。
弟のようにタイトル争いをしている選手は、何もない所から力を引き出すことができるものなんですよ。」

【最高峰クラス優勝記録では、ジャコモ・アゴスティーニを抜いて2位になったが…】
「こうしてマシンを走らせて、楽しんでいけるってことが重要ですよね。勝てれば楽しいし、今シーズンは大いに楽しんでます。
モトGP参戦200回目を勝利で飾ることができたって言うのは、最高レベルにいるってことじゃないですか…このまま頑張ります。特に、この熱意を維持していきたいですね。」

【土曜スプリントのように追い上げて勝つのと、今日のような独走逃げ切りレースなら…どちらが良い?】
「昨日の方が勝った喜びが大きいと言うのは、否定できませんね…アドレナリンがガッと出てくれるんで。
タイプは異なるけど、僕にとって今日みたいなレースは大きな試練なんですよ…ほら、(同じように得意の)オースティンでは転倒してしまったでしょ。
でも、今日は集中力をきちんと維持できたんでね。」

【いつ頃、タイトル確定が決まるか賭けの対象になっているが…オーストリアGPあたり?】
「まだシーズン中盤じゃないですか。僕は楽観的な方だけど、今回ばかりはちょっと悲観的にかまえていたいと思ってます。
やっと11GP終わっただけですからね…消極的な姿勢で行きますよ。その方が集中力が保てるでしょ。いつ何が起きるか分からないんだから。」

【開幕前は、これほど圧勝できると思っていた?】
「もっと拮抗すると思ってました。ある意味、そんな感じではありますけどね…弟がミスなしで戦ってるんで。でも、ペッコ(バニャイア)に喰い付かれて、なにかと苦戦すると思ってたんですよ。
ところが、(すぐ後ろに喰い付いたのは)弟の方でね…でも、おかげでもっと集中できるます。ミスするわけにはいかないから。」

【ドゥカティ機でこのレベルに戻れると思っていた?】
「うちの弟は、『戻れると思ってた』って言ってますけどね…ただ、当時はこう言う状況じゃなかったから…引退まで考えてたんですからねぇ。
でも、自分が速いことは分かってたんで、試してみたかったんですよ。弟は『絶対に大丈夫だ』って思ってたようだけど…まぁ、今となっては、そうは言わないでしょうけどねぇ(笑)。」

【ところで、今日のレースでは10名しか完走できなかったが…】
「第1コーナーが危険でしたからね…雨のせいでラバーが落ちてしまい、いつもより滑りやすくなってるって最初から気づいてました。
あと、風も強かったから、アウト側に押されてしまってたんですよ。イエローフラッグが出まくってたんで、余計に集中して走ってました。」

【それにしても転倒多発で…】
「ウェットで周回を重ねた後、またスリックに戻すと変な感じになるんですよ…最初、マシンが物凄く重くなったような感じで。
しかも、グリップもイマイチだったから、結局、皆、フロントハードにしてたでしょ…あのタイヤは中央と右側に余裕がないんですよね。」

【しかし、貴方はミスなしで走りきり…】
「得意トラックですから…僕のライディングスタイルにぴったりなんですよ。余裕を持って走れるから、各コーナーで理想的な走行ラインが取れてました。
FPの時のように1分20秒3も可能だったけど、今日はタイヤ温存を心がけてたんで…長丁場でしたからね。」

【超楽勝って感じだったの?】
「他の選手に対して失礼ですからね…プッシュもせず、片手で走ってたなんて言いませんよ。
とにかく、今日の僕は最速だったんです。アッセンみたいな感じではなく…僕は自分のスタイルを変えたんですよ。
ドゥカティとホンダでは、マシンが違うって言うのも少しあるし、あの事故の後、以前よりソフトな操縦をしてると言うのも少しあります…あまり力まかせに走らないようにしてるんです。
ここは、そう言うことが可能なコースなんで…正確に走れるコースなんです。1周1秒引き離すんじゃなく、0.1秒づつ稼いでは上手くコントロールし…バランスを取るようにしてました。
強い走りをしてない時って、余計にリスクを負ってるような感じがするんですよね。」

【サーキットの安全面には問題を感じる?】
「大好きなコースだけど、余裕がないバリアもいくつかありますよね…ウェットの時は特に。
エアーフェンスは最高のバリアになってくれるけど、カタールみたいなサーキットとは違うでしょ…あそこはバリアまでが遠いから。
今、皆で検討してるところなんですよ。」

(参照サイト:『Gpone』)

POSTED COMMENT

  1. 桑田裸郎 より:

    もうマジック点灯してて今年はアレ確実なんと違うん?

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