
『弟マルケスがバニャイアにちくり:タイトル獲得を目指すべきは僕じゃない』
★7月11〜13日、ドイツGPが行われ、モトGPクラスのアレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が予選6位、スプリント8位、決勝2位だった。現在、総合2位(−83ポイント)。
★前回のオランダGP決勝で左手の第二中手骨を複雑骨折し、手術を受けたばかりだったためカーボン製の添え木を装着してサーキット入りした。
★7月12日(土)、スプリント終了後、アレックス選手が次のように話した。
【今回のスプリントについては…?】
「ベストな状況ではなかったです…サーキット入りする前、医師からは『頼むから転倒しないでくれよ』と何度も言われてたもんですから。
今日、問題だったのは手や指の方ではなく、マシンのフィーリングが掴めなかったことです…僕も気分は最高って感じじゃなかったし、マシンの方も限界プッシュができるようなフィーリングを出してくれなくって。
でも、2ポイント獲得できましたからね…ゼロよりマシでしょ。」
【現在、総合2位に就いていて、首位は兄マルク選手だが…】
「もう何度も言ってることですが…僕は兄だけじゃなく、ペッコ(バニャイア)にも目を向けてるんで。
うちにとっては総合2位なんて、本当に素晴らしいことなんですからね…プライベートチームで、僕は型落ち機に乗ってるんだから。
今、(マルク・マルケスに)喰い付いていかなければならないのは、僕じゃないですから…タイトル獲得を目指す責任があるのは、ペッコや他のファクトリー選手らの方でしょ。
まぁ、色々とあるけど…とにかく、現状に関しては誇らしい気持ちになれます。もちろん、2位で終わるのは嬉しくないけど…でも、誰相手に戦ってるかってことも覚えておかないと。
すべてが順調に進まない限り、マルク・マルケスを倒せる選手なんて…そう多くはないでしょ。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)