
『モレイラ:ホンダの第一希望、でも、マルケスはドゥカティに入れたい』
★7月11〜13日、ドイツGPが行われ、モト2クラスのディオゴ・モレイラ(21才、ブラジル出身、ITALTRANS RACING TEAM)が予選25位、決勝はリタイアした。現在、総合3位(−44ポイント)。
★決勝でモレイラ選手は9列目スタートから4位まで追い上げたが、ジェイク・ディクソンと3位争いの最中に接触し、コースアウトしてしまった。
コースに戻る際、後方確認せずにダヴィド・アロンソと衝突し、両選手とも転倒。さいわい、どちらにも深刻なケガはなかった。
ただし、同事故によりモレイラ選手には処罰が科せられ、次のチェコGP決勝ではピットレーンスタートとなる。
★7月13日(日)、イタリア『SKY』が次のように報じた。
・ホンダは2026年に向け、ホルヘ・マルティン(アプリリアファクトリー)獲得を狙っていたが、現在はモレイラ選手を第一候補としている。
・モレイラ選手はモトGP昇格に向け、ヤマハやアプリリアTrackhouseと交渉中である。
特にヤマハのブラジル部門とはシーズン序盤に合意し、トレーニング用オートバイが提供されている。しかし、ホンダとの交渉が加熱したことにより状況は変わりつつある。
・モレイラ側が3年契約を希望しているため(2026/2027/2028)、 まだ最終決定には至っていない。
3年契約の場合、最初の1年は『ミシュランタイヤ、下降デバイス付き1000cc機』、2年目からは『ピレッリタイヤ、850cc機』となる。
当初、ヤマハ&アプリリアTrackhouseとの交渉においては、そうした詳細を巡って駆け引きが繰り広げられ、モレイラ選手は2026年もモト2継続の可能性が出ていた。
しかし、現在は2026年のモトGP昇格は、ほぼ確実と見られている。
・なお、モレイラ選手と親しいマルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)は、同選手をドゥカティ陣営からモトGP昇格させたいと思い、現在、幹部陣に猛プッシュしている。
・2026年に向け、ホンダ側にはソムキャット・チャントラ(LCR)の後任シートがあり、LCRマネージャーのルーチョ・チェッキネッロもモレイラ選手を高く評価しているため、同チーム加入の可能性が最も高い模様。
・モレイラ選手は夏季休暇中に、最終決定を下す予定。
(参照サイト:『SKY.it』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
LCRのアジア向け枠にブラジル人を据えるというのは有なのかな?
チャントラ選手はMotoGP1年目なわけですし。
何となくですがHRCのマリーニ選手の契約次第かもしれませんが。
噂に挙げられていたTech3のホンダと契約が実現したら出光アジア人枠がそのままスライドかな?と想像。