MotoGP

ピッロ解説『なぜマルケス絶好調で、バニャイアが苦戦しているのか?』

『ピッロ解説:なぜマルケス絶好調で、バニャイアが苦戦しているのか?』

★7月中旬のチェコGPが行われ、これにより今シーズン前半が終了した。ドゥカティ選手の総合順位は以下のとおり。

首位マルク・マルケス(381ポイント、ファクトリー、2025年機)
2位アレックス・マルケス(-120ポイント、グレジーニ、2024年機)
3位フランチェスコ・バニャイア(-213ポイント、ファクトリー、2025年機)
5位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(-239ポイント、VR46、2025年機)
6位フランコ・モルビデッリ(-242ポイント、VR46、2024年機)
10位フェルミン・アルデゲル(-284ポイント、グレジーニ、2024年機)

★7月末日、ドゥカティのミケーレ・ピッロ(テストライダー)が次のように話した。

【マルク・マルケスが絶好調な一方、フランチェスコ・バニャイアが苦戦しているが…】
「結局、モータースポーツって言うのは、こう言うもんなんですよ…ちょっとゴタつくシーズンて言うのが、何年かはあるもので。
マルクは以前からとんでもない才能の選手じゃないですか…どんなコンディションにも、どんなマシンにも上手く適応できるんだから。
おそらく、そのせいもあって、あらゆるシステムが少し不安定になってしまい…もともとペッコ(バニャイア)はフィーリングを掴むまでに数戦かかるタイプだから、余計に苦戦してしまってるんです。チームメイトがマルクだと問題が起きても、それを感じさせないんで…何が原因かが分かりにくいんですよ。
僕らの方でも原因を解明しようと頑張ってるけど、ペッコが以前のようなパフォーマンスを発揮できない要因が見えてこないんです。フィーリングや感触の問題って言うのは、原因となる箇所が多いから。
とは言え、シーズン後半では今後に向けて伸びていってくれると信じてますけどね。僕らもサポートしていくし、特に来年もこのマシンを使うんだから…多少は改良されるだろうけれどね。
とにかく、今シーズン末までにフィーリングを掴めれば、然るべき形で来シーズンを始めることができるでしょう。」

【ファビオ・ディ・ジャンナントニオも2025年機で苦戦気味だが…】
「多くの要因があるでしょうね…ディッジャはちょっと前のレースでは表彰台に上がるほどだったのに、この間のチェコではトップ10入りもできなくって。ただ、マシンは常に同じものなんですよ…2週間で何かが変わったわけではないんでね。
まぁ、レースが複雑になってきてるし、特にレベルが上ってきてるから…0.3〜0.4秒の違いで、メインライダーからその他大勢に落ちてしまうでしょ。ただ、それはマシンや作業内容の質のせいではないんです。
単純に、(作業を)時間内にぴったり収めきれないこともあるってことなんですよ。この数年間に導入された新たなタイムスケジュールのせいで、トラックコンディションに上手く合わせられるかどうかで大きな違いを生み出すようになったようでねぇ。
その点において、マルクと言うのは達人なんですよ。」

(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

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POSTED COMMENT

  1. 名無しさん より:

    シーズン序盤のペッコは良い位置にいなかった?記憶違いかな
    何が悪かったのかな

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