
『バロス:ドゥカティは多くの選手を潰してきた…このままではバニャイアは離脱するかも』
★先日、アレックス・バロス(54才、1999年鈴鹿8耐優勝、2000年前後に最高峰クラスで活躍)が、スペイン人記者マヌエル・ペシーノのインタビューで次のように話した。
【現在、フランチェスコ・バニャイアが苦戦しているが…】
「バニャイアは素晴らしい選手ですよ…現在参戦しているライダーの中でも、トップクラスでしょ。私としては好みのライダーではないが…とにかく、トップライダーだし、ホルヘ・マルティンと同格の選手ですよ。
彼みたいなタイプは、きちんとサポートしてやらないとね…孤立させたりしたら、シーズン後半も今みたいな調子だと思いますよ。」
【つまり、苦戦し続けると…?】
「来年も今のマシンのままだとしたら、リザルトも今のままでしょうね。どんどん後退していって、最後は(ドゥカティから)出て行くでしょ…『ここでやることは、もうない』って気持ちになるだろうから。
今だって、孤立して悲しそうな感じじゃないですか…皆が(マルケスの)優勝を祝ってる中、一人ぼっちで取り残されてしまってね。」
【ドゥカティ機の2025年版と2024年版については、どう思う?】
「2024年機に乗ってる選手は、上位リザルトを取っていて…こんなこと、昔なら考えられなかったですよね。
2024年機は素晴らしいマシンですよ…そして、2025年機はそれを超えてないんですよ。いや、むしろ、マシンの特性に癖があって…上手く乗りこなせたら、多少のマージンは出せるだろうが…多分、それができるのはマルク・マルケスだけなんでしょうね。
2007年のケーシー・ストーナーが、そんな感じだったでしょ…あの時のドゥカティ機は彼にしか乗りこなせかなかったから。」
【マルク選手のことは、どう思う?】
「特定の状況も上手く活用できるタイプですよね…もちろん、悪意をもってやってるわけじゃない。
それもまたパッションってことですよ…ヴァレンティーノ・ロッシも、そう言う状況下で上手く立ち回ってたじゃないですか。」
【貴方は2007年にドゥカティからモトGP参戦していたが…】
「あの会社の雰囲気はねぇ…よく覚えてますよ。今でも、何も変わってないでしょ…トップはクラウディオ・ドメニカーリで、その他の顔ぶれも変わってないんだから。
私は信用してないんでね…あそこから参戦したんで、作業がどんな風に進められてるかは良く知ってますから。
選手の扱い方なんて分かっちゃいないし、実際、これまで大勢を駄目にしてきたでしょ。この20年間、多くの才能があそこで潰されてるんですよ。」
【何が問題なの?】
「働いてる人間が変わらない限り、ずっと同じ方針でやっていくわけでしょ。メーカーの問題ではなく、プロジェクトリーダーのやり方に問題があるんですよ。
バニャイアのことだって、本当にサポートしてるんだかどうか…もしかしたら、もう眼中にもないとかね。」
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
そうは言ってもバロスが知っているドゥカティは2007年(ストーナーがタイトル獲った年)、ジジが来てチーム改革するずっと前の話ですから・・・。
ドメリカーリ自体は今も昔もそう変わらないかも知れませんがね(苦笑)
上の人間が変わっても社風は変わらないから
時代に合わせて社風が変わるってほとんどないでしょう
洋の東西かかわらず