
『ペルナット:ヤマハはリンスを放出するかも、ホンダはモレイラを2027年モトGP昇格にすべき』
★8月初め、カルロ・ペルナットが(有名マネージャー、療養のため引退状態)、伊サイト『Mowmag.com』のインタビューで次のように話した。
[ 中編はこちら ]
【去就問題に話を戻すが…現契約の状態からすると、ヤマハは今年末にジャック・ミラーを放出することになるの?】
「ヤマハの場合は、かなり特殊だからねぇ。トプラク・ラズガットリオグル加入については…当然、ドルナや『Liberty Media』は不本意ではないでしょ。トルコ出身で、メディアの露出度も高いんだから。
ただ、4シートに5選手って状態になってるからねぇ…ただ、メーカーが立ち往生してしまうとか、他メーカーと契約済みの選手をかすめ取るなんて状況ではないから。」
【やはり、1年契約のミラー選手が放出されそう…?】
「そうかもしれないが…ただ、あの鈴鹿8耐の後でしょう…そうなるとは思えないけどねぇ。
前にも何回か言ったことがあるんだが、どちらかって言うと、アレックス・リンスに何らかの解決策を提示する可能性の方が高いと思うんだよ。
ヤマハ機で大苦戦してるし、ケガから完治しきってないってことは誰の目にも明らかだろう。」
【ホンダについてはどう思う?】
「何をどう言えば良いんだか…どんどん悪くなっていってるんだからね。確かに大改革を起こし、懸命に努力してるようだが…まずはアコスタに拒否られ、マルティンの件でも(ホンダの)印象は良くはなかったしねぇ。
ザルコがLCR継続を希望してるってのも、ちょっと奇妙な話でしょ…もちろん、ミールやマリーニも悪い選手ではないが、客観的に見て、ザルコより苦戦してんだからねぇ。
あと、ディオゴ・モレイラのことも心配なんですよ…(ホンダは)本当にチャントラ後任として迎え入れようとしてるのかどうか…。」
【それの何が心配なの?】
「2026年にモレイラをモトGP昇格させるなんて、意味ないでしょ…2027年にはマシンが大幅に変わるんだから。むしろ、もう1年モト2クラスで走らせた方が良いわけでね。
ただ、そうなると他メーカーもモレイラに目を付けてくるだろうから、確実にホンダに加入ってことにはならないかもね。
まぁ、ホンダは財政面で強力だからねぇ…マネージャー目線で言うなら、それなりの金額の3年契約で口説き落として、とりあえず2026年はモト2クラスに参戦させるって条件を出すだろうね。
来年すぐにモトGP昇格させたら、モレイラががっくりくるかもしれないだろう…スピードも出ず、なんの訓練にもならないマシンなんて嫌だってね。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)