
『ペルナット:バスティアニーニは常に災難に見舞われるタイプ…』
★9月5〜7日、バルセロナGPが行われ、モトGPクラスのエネア・バスティアニーニ(KTMテック3)が予選9位、スプリント5位、決勝3位だった。現在、総合12位(−403ポイント)。
★決勝後、元敏腕マネージャーのカルロ・ペルナット(※肺気腫を患い、ほぼ引退状態)が、伊サイト『Gpone』で次のように話した。
【貴方が担当してきたエネア・バスティアニーニが、今回、KTM機で初決勝表彰台を獲得し…】
「バルセロナでの、もう1人の主役だったね。アッセンぐらいから、KTM機のことが飲み込めてきたようで…フレームとカウルが新しくなって、大幅に伸びたんじゃないかい。
チーフメカニックであるアルベルト・ジーリブオラの働きが、とにかく大きいんですよ。
エネアも成長し、安定感がでてきてねぇ…メーカーメイトのアコスタと戦った末に、あの表彰台は取るべくして取ったってわけでね。アコスタと言えば、KTMのNo.1って言われてるんだから。」
★決勝後、ペルナット氏が、伊サイト『Mowmag.com』で次のように話した。
【バスティアニーニ選手は完全復活したと思う?】
「なんと言うか…あの子は常に、災難に見舞われてしまうんだよねぇ。とんでもない才能の持ち主だってのに、常に不運との戦いなんだから。
常に、すんなりとはいかない運命なんだよ…それでも、普通なら投げ出してしまうようま時も戦い続け、泣き言も言わず、子供の頃からどんな時もくぐり抜けて来たんだから。
あれは絶対にタイトルが取れる選手なんですよ…まぁ、私としては2023年にマリーニ転倒に巻き込まれて大ケガしたせいで、その後のキャリアが変わってしまったって思ってるんだけどね。
とにかく、今年はアッセンから良い走りができるようになってるからね…とは言え、こう言うことはシーズンが終わるまで口にしたくないんだよ。
私もエネアも迷信深い方だから…口にすると、運が逃げていってしまうかもしれないだろう。」
【チーフメカニックのジーリブオラ氏がKTMと対立し、即時退職すると言われているが…】
「今も言った通り、エネアって言うのは常にすんなりとはいかない運命なんだよ…可哀想にねぇ。
ただ、あの2人は自分達がパーフェクトコンビだって分かってるからね…KTM側も、その点を理解してくれたら良いんだが。
あの2人が別れるなんて考えたくもないですよ…しかも、このタイミングでなんて。これまで2人が努力してきたおかげで、やっと上手く進み始めたって時なんだから。
私としては、ジーリブオラとKTMは合意にたどり着けると願ってますがね。」
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)