
『F1勢力がモトGP襲来:テック3はシュタイナーが買収、フェルスタッペンがLCRかTrackhouseを狙う』
★今回のバルセロナGP中、ギュンター・シュタイナー(『ハースF1チーム』の元代表)がテック3チームを買収したことが公表された。
今後はシュタイナー氏がチームオーナーを、リチャード・コールマン(『メイフィールド・スポーツ・マネジメント』の創設者兼CEO)がチームプリンシパルを務める予定。なお、選手ラインナップやチーム名称・体制は現行維持となる。
また、現チームオーナー兼マネージャーのエルヴェー・ポンシャラルは今シーズン末まで同職務を継続し、その後は若手育成コンサルトに就く予定。
★9月初めにモンツァで開催されたF1のイタリアGP中、マックス・フェルスタッペン(レッドブルよりF1参戦中)がモトGPクラスへの直接投資を検討しているようだと、西サイト『Mundodeportivo,com』が報じた。
同記事によれば、フェルスタッペン選手のブレーンがホンダ及びアプリリア側と接触していた模様。特に、LCRとTrackhouse両チームに関心を寄せている模様。
★LCRに関しては、ルーチョ・チェッキネッロ(チームマネージャー)が今年から『IRTA(チーム協会)』代表を務めていることもあり、チームを売却する可能性は低いだろう。
一方、Trackhouseに関しては状況はより複雑であり、売却の可能性がないとは言えない。ただし、ジャスティン・マークス(チームオーナー)にモトGP撤退の意思はないはずである。
★ちなみにF1選手では、以前からルイス・ハミルトン(フェラーリよりF1参戦中)が自前のチームをモトGP参戦させたいと公言している。
★F1業界よりモトGP業界への人材移籍については、リヴィオ・スッポ(元ホンダ/スズキチームマネージャー)やマッシモ・リヴォラ(現アプリリアレーシングCEO)などの例があり、また、ダヴィデ・ブリヴィオ(現Trackhouseチームマネージャー、元ヤマハ/スズキチームマネージャー)のようにモトGPからF1業界に移り、また古巣に戻ってくると言うパターンもあった。
★なお、今年7月にはF1オーナーである『Liberty Media』が、モトGP運営会社『ドルナ』の買収を完了した。
(参照サイト:『Sky.it』)
(参照サイト:『Motosprint』)
(Photo:Instagram)