
『ヴィニャーレス:なぜドゥカティのオファーを断ってしまったの?』
★9月12〜14日、サンマリノGPが行われ、モトGPクラスのマーヴェリック・ヴィニャーレス(KTMテック3)が予選17位、スプリント15位、決勝はリタイアした。現在、総合15位(−440ポイント)。
★9月15日(月)、ミザノ公式テストではセッション総合13位だった。
★最近、ヴィニャーレス選手が伊サイト『Moto.it』のロングインタビューで次のように話した。
[ 後編はこちら ]
【ある時点で、ドゥカティにけっこう接近していたようだが…】
「そうですね…特に2019〜2020年が、そんな感じでした。
僕ね、ダヴィデ・タルドッツィ(ドゥカティ・チームマネージャー)のことを、ものすごく尊敬してるんですよ…だから、あの当時としては、(ドゥカティ移籍は)正しい選択だったはずなんですよねぇ。
でも、まぁ、先のことなんて分からないものでしょ。ドゥカティが今みたいになるなんて…当時は見抜けなかったんだし。
ただ、2017年ぐらいからマシンの調子はかなり上がってたけど…とにかく、先のことは分からなかったんで。つまり、僕がミスったってことです。」
【2021年に貴方は苦戦し、結局、大金を棒に振ってヤマハを辞めたが…現在のバニャイア選手も似たような状況かも…何かアドバイスある?】
「ペッコ(バニャイア)にアドバイスするとしたら…いや、その必要はないでしょう。モトGPで2回タイトルを取ったチャンピオンライダーなんだし…まだ僕はそんな立場じゃないんだから。
現時点で自分より格上の選手に、アドバイスなんてできないでしょう。今、僕に分かることと言えば…理屈の上では、ベストマシンに乗ってるってことぐらいで。
もうちょっと劣るマシンに乗ってるなら、そりゃあ大変だけど…僕がヤマハからアプリリアに移った時は、そんな感じだったから。よく、『アプリリア機だったら結果を出せるかも…』なんて思ってましたからねぇ…とは言え、実際に乗ってみたら、ちょっと時間はかかったけど。
もしかしたら、どこかのレースで突然覚醒するかもしれないでしょう…まぁ、絶対とは言えないけど。以前は速かったんだから、速くは走れるわけでねぇ。オートバイの乗り方を習う必要なんてないんだから…そんなの充分知ってるんだし、実際、速く走れてたんだし。
まぁ、一時的な問題なんじゃないんですか…スランプにはまってしまったって言うような、大ごとではないと思うんですよね。どこかのレースで、絶対にガラッと変えられるはずですよ。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
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