MotoGP

マリーニ『ホンダ機のDNAとは?』

『マリーニ:ホンダ機のDNAとは?』

★9月12〜14日、サンマリノGPが行われ、モトGPクラスのルーカ・マリーニ(ホンダファクトリー)が予選6位、スプリント7位、決勝7位だった。現在、総合12位(−418ポイント)。

★9月15日(月)、ミザノ公式テストではセッション総合11位だった。

★最近、マリーニ選手が伊サイト『Moto.it』のロングインタビューで次のように話した。

[ 前編はこちら ]

【現在のプロジェクトは再構築と言う感じ?それとも、大改革?】
「どの表現を選ぶかは…貴方の方が専門でしょ。
加入以来、僕はこれまでの経験を活かすようにし…あと、マシンだけじゃなく、その背後にある諸々についてもアイデアを出すようにしてたんです。
結局のところ、昨今のモトGPでは、違いを生み出すのはエンジニアの仕事で…もちろん、選手もそう言うことはしているけど、でも、いかに上手く折り合いをつけるか…いかにベストパッケージを生み出すかの方が重要ですからね。
当初より、僕はホンダで働いてるイタリア人スタッフらと一緒に、日本人グループにもそうした考えを分かってもらおうと頑張ってきたんです。
昨今のモトGPにおいては、マシンの各パーツの作業だけじゃなく、手を入れるべき別の側面もあるってことなんですよ…それは驚異的にパフォーマンスを上げてくれる側面なんです。」

【そうした中、テクニカルディレクターにロマーノ・アルベジアーノが就任した…】
「ロマーノは別のメーカーで何年もイタリア人の中で働いてきたんで、当然、最初は日本人に馴染む必要があったんですよ。
もちろん、最初はちょっと手間取ってたけど、でも、協力関係が築けた瞬間から双方が向上したような感じがして…各パーツ製作の調整では互いに助け合ったりとかね。
もちろん、ロマーノが中心ではあります…有名な技術者ですからね。でも、その背後には多くのエンジニアやアナリストの皆さんのパフォーマンスがあったわけで…多くのエンジニア陣がキラリと光る仕事をしてくれてました。」

【現在のホンダ機について、話してくれる?】
「マシン特性が最高に気に入ってます…あと、成長具合とかも。
マシンのDNAはそのままなんですけどね…新しいマシンに乗った時、すぐに伝わってくるのがDNAであって…その後、どんどん深掘りしていけるんですよ。」

【ホンダ機のDNAとは?】
「パッと思い浮かぶのは、『操縦しやすいマシン』…それから、『タイヤリミット90%まで持って行けるマシン』ですね。
まぁ、残り10%を何とかしようと思うと、色々と問題が起きてくるんですが。
当初は速く走らせるのが難しかったし、今もそうです。まぁ、今後どうなって行くか…予選はまだけっこう苦戦してるんで。
最後の10%を何とかしようと思った途端、パフォーマンスが落ちてしまうんですよ。でも、今、作業を進めてるところなんで。」

[ 後編に続く ]

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram

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