
『オリヴェイラ:ドゥカティ機とヤマハ機って、どこが違うと思う?』
★9月12〜14日、サンマリノGPが行われ、モトGPクラスのミゲル・オリヴェイラ(ヤマハプラマック)が予選13位、スプリント16位、決勝9位だった。現在、総合21位(−488ポイント)。
★9月15日(月)、ミザノ公式テストではセッション総合16位だった。
★先のサンマリノGP中、オリヴェイラ選手が伊サイト『Mowmag.com』で次のように話した。
[ 中編はこちら ]
【ヤマハM1機の凄い点とがっかりな点を挙げてくれる?】
「がっかりな点は1つもないですよ…すぐに好リザルトを出すのは難しいって、覚悟してたんで。
凄い点はフロントタイヤの具合ですね…このマシンには、そこを上手く使いこなす力があるんですよ。それが大きな強みですね。」
【貴方はKTMとアプリリア、ヤマハのプライベーターを経験してきたが…メーカー側の対応に違いはあった?】
「そうですね…それぞれ違う経験になりました。KTMでは全てが新しかったし、アプリリアでは(ファクトリーチームとの)違いがはっきりしていて…あと、うちは型落ち機を使っていたから、エンジニアが大勢揃っていても意味なかったですね。
プラマックに関しては、プライベートチームって感じがしないんですよねぇ。」
【以前、貴方は『ドゥカティ機は選手のミスに優しい』と言っていたが…それって、ブレーキングでミスっても加速でカバーできると言う意味?】
「コーナーの全てのフェースで、きちんと機能してくれるマシンなんですよ。進入でミスっても、立ち上がりでカバーできるんです。
あと、上手く止まってくれるから、様々なライディングスタイルに対応できますね…良く曲がるし、加速も良いし。
うちのマシンだと、どんなミスをしても重くのしかかってくるんですよ。(ドゥカティ機だと)ラインを間違えても、ヤマハ機ほど影響しないんですよねぇ。」
【ヤマハ機だと、貴方はハードブレーキングでタイムを稼いでるの?】
「ブレーキングでけっこう稼いでますね…あと、旋回でもちょっと。好タイムを出すには、コーナー進入とブレーキングを活用しなければならないんで。」
【貴方はけっこうハードブレーキングが得意なタイプでは…?】
「いや、それほどでもないです(笑)。ファビオ(クアルタラロー)の方が上手いですよ。
ジャックとなら互角だろうけど…コーナーに依るかな。マシンを起こした状態での長めブレーキングなら、ジャックの方が上ですけどね。」
【どのフェーズだと貴方の方が上なの?】
「立ち上がりと旋回ですね。」
[ 完結編に続く ]
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
クアルタラロのブレーキはライダー皆が上手いって言ってるね。
まああのマルクすら突き放すブレーキングだしな…