
『陰謀論浮上:バニャイアは日本GPで2024年機に乗っていた!?』
★10月3〜5日、インドネシアGPが行われ、モトGPクラスのフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が予選16位、スプリント14位、決勝は最下位走行中に転倒リタイアした。現在、総合3位(−271ポイント)。
★前回の日本GPでは予選首位、スプリント首位、決勝首位だった。
★10月4日、スプリント後の会見に参加していたマット・オックスリー(英ジャーナリスト)が、その後、Xに次のように書き込んだ。
《(バニャイアは)混乱していると言う言葉では言い表せない…『僕が操縦してるんじゃなく、まるでマシンに乗せてもらってるようだ』と言っていたのだ。
ブレーキに複数の問題が発生していたそうで、なぜならば、小刻みな振動のせいでパッドが押し戻されてしまうからだ。奇妙なことに、ドゥカティ側はいかなる情報も出そうとはしない。
今、パドック内では(ドゥカティが)茂木でバニャイアを2024年機に乗せてたのではないか…と囁かれている。同件においてドゥカティ側は沈黙しているが、それは何の助けにもなっていない。》
(※下記の英文オリジナルでは『ミザノ』と書かれているが、その後、『茂木の間違いだ』と訂正があった。)
Confusing doesn’t cover it. “I’m not riding the bike I’m a passenger.” He had several brake failures cos handshakes pushed pads back. Weird thing is that Ducati refuse to give us any info. Now high-level whispers in the paddock that he raced a GP24 at Misano. Ducati’s silence… pic.twitter.com/APCYQq47Wl
— Mat Oxley (@matoxley) October 4, 2025
★10月5日、イタリアのジョヴァンニ・ザマーニ記者が『SKY』で、ドゥカティのダヴィデ・タルドッツィ(チームマネージャー)に同件について質問した。
ジョヴァンニ・ザマーニ
「マット・オックスリーが、『日本でバニャイアが、2024年機で参戦していたと言う噂が出ている』と言っているが…」
ダヴィデ・タルドッツィ
「2024年機と2025年機では、エンジン承認が異なりますからね…2024年機のエンジンで参戦してたとしたら、うちはレギュレーション違反になってしまうでしょ。
そんなことはしませんよ…だから、日本で使ってたのは2025年機用エンジンです。2024年機用なんて、使うわけにいかないんだから。
まぁ、こうやって訊いてもらえるとね…はっきりさせることができるから。両機のエンジンは違いがほとんどないとは言え、それぞれ別に承認を受けてますからね…2024年機用エンジンは使えないんですよ。」
【バニャイア選手の決勝リタイアについては…?】
「本当に残念ですよ…1週間前には圧勝し、今回は散々だったんですからね。色々と思うことはあるものの、我々としてはペッコ(バニャイア)のことを信じてますよ。
ジジ・ダッリーニャがボローニャ本社の方で徹底的に分析を行う予定で…我々としても、なぜペッコのパフォーマンスが上がらなかったのか分からないんですよ。」
【バニャイア選手は、精神的に大丈夫なの?】
「今はボロボロですね…ライダーとしてもそうだが、特に一人の人間としてね。
我々としては、ペッコのことも彼の気持ちも守ってゆきたいと思ってます…仮にペッコが涙を浮かべて来たのなら、守ってやるのが当然でしょう。
今はそっとしておいた方が良いだろうね…次のフィリップアイランドでパフォーマンスを上げられるよう、ベストなコンディションにさせてやらないと。
人間的な意味においても技術的な意味においても、ペッコと我々はもう7年の付き合いなんだから…たとえ一度でも、ペッコが我々のことを疑うようなことはなかったと思いますけどね。」
【バニャイア選手が転倒した時は…?】
「私はクリニックの方に行っていて、マルク(マルケス)と一緒でした。
私の仕事は、悪い状況にある選手に付き添うことで…特に事故が起きた時は、そっちの方の選手に付き添わないとね。」
(参照サイト:『Moto.it』)