MotoGP

バスティアニーニ&チーフメカニック突然別離の舞台裏:エルベー・ポンシャラル

『バスティアニーニ&チーフメカニック突然別離の舞台裏:エルヴェー・ポンシャラル』

★10月3〜5日、インドネシアGPが行われ、モトGPクラスのエネア・バスティアニーニ(KTMテック3)が予選17位、スプリントはリタイア、決勝もリタイア。現在、総合14位(−456ポイント)。

バスティアニーニ選手は2022年にグレジーニでアルベルト・ジーリブオラ(チーフメカニック)と組み、総合3位を獲得した。しかし、同年末にジーリブオラ氏はKTMに移籍してしまった。
2023年にドゥカティファクトリーに昇格したバスティアニーニ選手はケガ等もあって苦戦し、2024年末にはジーリブオラ氏の後を追ってKTMに移り、徐々に調子を上げていたのだが、9月にジーリブオラ氏が突然退職してしまった。2026年よりヤマハプラマックで、トプラク・ラズガットリオグルを担当する予定。

★先日、KTMテック3のエルヴェー・ポンシャラル(68才、チームマネージャー)が、バスティアニーニ苦戦について次のように説明した。

【ジーリブオラ氏はKTMと2026年末までの契約を解除し、2025年末に(プラマックに)移籍する予定だったそうで…】
「ええ、ただ、エネアの落ち込みようが酷くって…ジーリブオラに向かって、『(契約通り)2026年末まで担当してくれないなら、今すぐ出て行ってくれ』と言ったんですよ。
あの2人は本当に息が合っていて、良くまとまったチームでしたからねぇ。だから、エネアがどれだけがっかりしたか…気持ちは分かりますよ。
ここ数戦、(新チーフメカニックと)なかなか息が合わないようで…ジーリブオラとは、ほんの数日で完璧なコンビになってたんですが。しかも、(退職が決まったのは)昨日の今日ってぐらい急だったんですよ。緊急措置を取ってる暇もないぐらいにね。
まぁ、最善を尽くさないとね…エネアのピットボックスが、以前のようにスムーズじゃないってことは当然なんだから。ハイレベルな選手の多くが、同じチーフメカニックと続けたがるものでしょ。
あの2人は実に良いコンビで、盲目的に信頼し合ってましたからね。それが急にまた別れることになってしまい、エネアの落胆も良く分かりますよ。」

【後任のシャヴィ・パラシンはKTMのトラックサポートとして、最初はモト3チームを、それからモトGPチームを担当していたそうで…】
「実に信頼できる人物で、競争力も高いんですが…これほどの重職を急に任せられたらねぇ。バルセロナ決勝で3位を取った翌日、急にエネアのマシンを担当することとなり…まぁ、かなりのプレッシャーでしょう。
ただ、エネアの気持ちも分かるんでね…元のレベルに戻れるよう、うちはできる限りのことはしてるんですよ。当然、シャヴィ・パラシンはエネアとの共同作業について、あと、どう言う操縦をするのかを徐々に理解していってもらわないとね。
シーズン半ばにこうした変更が起きたんだから、不都合なことも覚悟しないと。」

(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram

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