
『ブラドル説明:今のホンダ機は、かつてのマルケスのように110%の走りをする必要はない』
★ホンダのステファン・ブラドル(テストライダー)が、伊サイト『Gpone』の10月9日付け記事で次のように話した。
【今シーズン、ホンダ機の調子がどんどん上がってきているが…】
「5〜6月には、そうした兆候が見え始めてました…まずはヨハン・ザルコがル・マンで、得意コンディションの中、優勝したでしょ。改良パーツがぱらぱらと提供されてた頃も、時々、励みになるような兆候があったんですよ。ミールが速い時もあれば、マリーニやザルコが速い時もあるって感じでね。
適切な最良パーツが新パッケージで1つにまとめ上げられたら、リザルトが安定して上がってきたんです。9月には新エンジンが大きな違いを見せるようになり、その辺りでフレームにもちょっとした改良が加えられました。
その他にも細かい部分が改良され、エアロダイナミクスにもちょっと手が入り…ミザノや茂木では、新エンジンのトップスピードがかなり上がったことが確認され、加速も改善されましたね。
こうした努力のおかげで、リザルトが上がっていったんです。いまやエンジン馬力においては、最前線に立っていると言えるでしょう。以前の馬力は…まぁ、満足できるようなものではなかったんでね。」
【貴方は以前、『ホンダのフレームはミシュランの新ソフトタイヤを、80%しか使いこなせない』と発言し、ホンダはスイングアームやカレックス製フレーム等を試してきたが…】
「この3年間、ホンダはスイングアームとサスペンション、フレームに関し、多くの試みを行ってきました…かなりの試行錯誤を繰り返してきたんです。
そして、いまや方向が定まり…しかも、今はエンジン馬力が充分だから、直線コースでもペースを維持できるし、マシンを起こした際に一瞬一息ついて、次のコーナーでは力まずブレーキをかけられるんですよ。
これはホンダの全選手にとって、肉体的な負担が軽減できます…マルク・マルケスが何年もやっていたように、リスクを負って110%の走りをする必要はないんですよ。あの走り方のせいで、毎年、転倒しまくってましたからね。」
[ 後半に続く ]
(参照サイト:『Gpone』)
誰がその間違った方向性にもっていったのだろうか…4年前から居たのは…。