
『バニャイア:データでは状況が明白なのに、マシン不調の原因が分からない…』
★10月18日(土)、オーストラリアGPのモトGPクラスでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、予選11位、スプリント19位だった。
★スプリント終了後、バニャイア選手が次のように話した。
【今回のスプリントについては…?】
「非常に難しいです…とにかく、難しいです。データを分析し、理解したと思っていたけど…きちんと理解できてなかったようで…今、探っている最中です。
データを見る限り、何がどうなっているかは実に明白で…だから、厄介なんですよ。とにかく、マシンが暴れまくるのに原因が分からないんです。」
【以前から貴方はそう言っているが…】
「分からないんですよ…本当に懸命に作業はしてるんですが。今年、どれだけ解決策を探ってきたことか…ただ、セッティングや電制システムとは関係ないってことは分かりました。
何か他の部分なんです…それなどこなのか、今、探っているところです。」
【金曜セッションはどんな感じだったの?】
「変な感じでした…昨日は感触がちょっと良くなってたし、今日の午前セッションもそうでした。
ところが、予選から何か変な感じになってきて…スプリントもそうでした…きちんと操縦ができないんです。
またもや、マシンに乗せてもらってる感じで…僕は振動をコントロールするぐらいしかできず、コーナー立ち上がりでは何度もアクセルを閉じなければなりませんでした。とにかく、変だったんです。」
【ドゥカティのマシン自体に問題があるとか…今でもNo.1マシンだと思う?】
「もしマルク(マルケス)が参戦してたら、表彰台に上がっていたと思います…だから、今でもドゥカティ機は最強マシンでしょう。
とにかく、今はどこが上手く機能してないかを探ることに集中してます。すべてが整えば、うちのマシンは強い走りができるんだから。ただ、何かしらの理由で僕の2台は、通常運転ができない状態なんです。
原因を探らないと…こうした挙動すべてを説明するなんて無理なんだから。」
【自身の将来については…何か考えてる?】
「正直なところ、こんな状態でシーズンを終えるのはキツイですよね。さいわい、茂木の結果のおかげでチームは救われたし、普通の状況ならば戦えるってことも分かりました。
あとは、なぜそれが茂木だけだったのか…と言うことを突き止めないと。理屈では、常にあの状態で走れるはずでしょう…つまり、何かを見逃してるってことなんですよ。」
【今回のマシンも茂木の時と同じなの?】
「同じです…インドネシアの時もそうでした。ただ、きちんと機能したのは茂木だけなんです。その原因を、チームが探ってくれているところです。」
【今シーズン序盤の貴方は、これほどマルケス兄弟に引き離されていなかったが…】
「酷いもんですよね…理解し難いことだと思ってます。あの頃だって、満足はしてなかったんですよ…あの2人の後ろにくっついてただけで、戦えてはいなかったんだから。
でも、マシンの挙動は2024年機に近いものだったんです。ところが、ル・マン以降、オーストリア辺りから全てが悪化してしまったんです。」
【日曜決勝に向けては…?】
「乗り心地次第です。今日みたいな感じなら、けっこう大変でしょうね。でも、(感触が良くなったら)トップ5争いはできると思います。なんとか問題を解決しないとね。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)