MotoGP

2025マレーシアGP【モトGP:決勝リザルト&トピックス】

『2025 マレーシアGP モトGP 決勝リザルト&トピックス』

★10月26日(日)、マレーシアGP モトGPクラスの決勝が行われた。

★トップ10はドゥカティ3名、KTM3名、ホンダ2名、ヤマハ1名、アプリリア1名。

★ルーキー陣は10位オグラ、15位チャントラ。アルデゲルは転倒リタイア。

★テストライダー陣は16位サヴァドーリ、17位ピッロ。18位アウグスト・フェルナンデス。ポル・エスパルガロは転倒リタイア。

★総合順位は以下のとおり。

首位マルク・マルケス(確定、545ポイント)、2位アレックス・マルケス(確定、-132ポイント)、3位ベッツェッキ(-254ポイント)、4位バニャイア(-259ポイント)、5位アコスタ(-285ポイント)、6位モルビデッリ(-318ポイント)

★ドゥカティ

首位アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)。今シーズン3勝目。今週末、総合2位も確定した。
チームメイトのフェルミン・アルデゲルはリタイア(昨年はモト2総合5位)。第18ラップの第15コーナーで7位走行中に転倒。特に大きなダメージはなかったが、一応、メディカルセンターへ搬送された。今週末、ルーキー・オブ・ザ・イヤーが確定した。

4位フランコ・モルビデッリ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。クアルタラロー選手へのオーナーテイクが注目されている(下映像)。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは6位。

17位ミケーレ・ピッロ(ドゥカティファクトリー、テストライダー)。マルク・マルケス代役(今シーズン完全欠場)。
チームメイトのフランチェスコ・バニャイアはリタイア(VR46ライダーズアカデミー)。PPスタート。当GPでは戦闘力は取り戻したが、3位走行中に第18ラップでリアタイヤがパンクした(※下映像。ミシュランも認めている)。バニャイア選手はフロントにミディアムを選択していたので、終盤、伸びて行ける可能性が高かった。

※ミシュランのピエロ・タラマッソ(モータースポーツ部門責任者)のコメント。

「特にこれと言ったことが起きたわけではなく、リアタイヤがバンクしたんです。
ペッコがマシンの挙動がおかしいことに気づき、ピットボックスに戻って来た際に皆で穴を確認しました…カーボン片が刺さったようです。
2周ほど異変を感じ続けたため、タイヤを目視しつつピットインしたわけです。」

★KTM

2位ペドロ・アコスタ(KTMファクトリー、昨年はモトGPルーキー・オブ・ジイ・ヤー)。最近、実にコンスタント。
チームメイトのブラッド・ビンダーは9位。

7位エネア・バスティアニーニ(KTMテック3、昨年はドゥカティ機)。グリッド19位から追い上げ。
チームメイトのポル・エスパルガロはリタイア(テストライダー)。マーヴェリック・ヴィニャーレ代役。第5ラップで10位走行中に転倒。

★ホンダ

3位ジョアン・ミール(ホンダファクトリー)。ホンダ機では2回目の表彰台。第10ラップから4位を守り続け、バニャイアリタイアにより表彰台を獲得。
チームメイトのルーカ・マリーニは8位(VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。前輪ミディアムを選択したが、終盤、伸び切れなかった。

12位ヨハン・ザルコ(ホンダLCR)。
チームメイトのソムキャット・チャントラは15位(昨年はモト2総合12位)。

★ヤマハ

5位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)。
チームメイトのアレックス・リンスは13位。
テストライダーのアウグスト・フェルナンデスは18位(テストライダー、28才)。V4機の試乗を行っていたが、パフォーマンスの低さが懸念されている。今回はドゥカティテストライダー(ピッロ、39才)やアプリリアテストライダー(サヴァドーリ、32才)も参戦している。若いライダーの方が速いはずなのに…とは言えないが、それなりに好調なライダーが新エンジンを使用して首位と47.060秒差はさすがにまずいだろう。クアルタラロー選手とも35秒離れているのだ。

14位ジャック・ミラー(ヤマハプラマック、昨年はKTM機)。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは19位(昨年はアプリリア機)。転倒後、再スタートした。

★アプリリア

10位アイ・オグラ(アプリリアTrackhouse、昨年はモト2総合首位)。
チームメイトのラウル・フェルナンデスはリタイア。第12ラップで転倒。

11位マルコ・ベッツェッキ(アプリリアファクトリー、昨年はドゥカティ機、VR46ライダーズアカデミー)。
チームメイトのロレンツォ・サヴァドーリは位(テストライダー)。ホルヘ・マルティン代役。

『2025 マレーシアGP モトGP 決勝リザルト』



『2025 マレーシアGP モトGP 総合順位』




(Photo:Motogp.com

POSTED COMMENT

  1. 790duke より:

    スプリント優勝で決勝がこれじゃあペッコのメンタルかなりやられてるんじゃない?
    ただでさえマルケス偏重の流れでチームとの信頼関係が怪しくなってこないかな?

  2. SRX より:

    ミルがマシンをガクブルさせながら完走して表彰台は心を打つものがあった
    ホンダはなんだかんだ言われてたけど成果が出てきて報われた感ありますね
    弟マルケスも強さをみせたしアコスタもコケずに抑えながら走るなど見どころの多いレースでした

  3. しんしん より:

    ミルおめでとう!
    マリーニも踏ん張った!

    モルビデリさぁ…あの抜き方は何なん?
    クアルタラローだけじゃなくて、モルビデリ側のカメラ映像も見たい

  4. 名無しさん より:

    フランキー何だいあの抜き方は正気か?

  5. 日野飛揚 より:

    ペッコ、路面に落ちてた転倒車の破片を踏んでパンクしたらしいが・・・もうなんて言ったら良いやら。なんで彼だけこんな目に・・・

  6. うに より:

    まずは管理人様アジオセラウンドお疲れ様でした。
    選手達もいつもより開催地毎の温度差が大きかったような。気のせいかも。

    今回のようなレースだと、アコスタやクアルタラロにもっと速いマシンがあればもっと面白くなるのに、と良く分かるレースだった。ホント2人のセンスでマシンをよく走らせてる。

    バニャイアはパンクか。切り替えるしかないですね。

    モルビデリは、若干はらんだクアルタラロとレコードラインのモルビデリがニアミスした、良くアルパターンのように見えたけど、どうでしょうかね。

  7. NSR50 より:

    フランキーのオーバーテイクは見る人によっても見解が異なるだろうけど、何よりそれをしたのがフランキーだということが大きいな。マルクやアレックスを除く他の選手ならどうこう言われなかったような。別に審議対象になってないよね。

  8. ジジイ鑑賞勢 より:

    以前解説の宮城さんが、その年にチャンピオン争い出来るライダーは余計なトラブルに巻き込まれ無いしミスも少ない的な事を言ってたけど、今年のペッコが正に全部ハマってるのが皮肉過ぎる

  9. 兄ケス大好き より:

    ペッコさんの事は特に好きではないが、なんか気の毒…本当のペッコさんに戻って兄ケスとバトるとこ見たいです…

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