『ヤマハV4機、9月初めから改善見られず:アウグスト・フェルナンデス』
★10月24〜26日、マレーシアGPが行われ、モトGPクラスのアウグスト・フェルナンデス(ヤマハ・テストライダー)がワイルドカード参戦し、予選23位、スプリント19位、決勝18位だった。
★これまでヤマハは並列4気筒エンジンを使用してきたが、近年、イタリア人エンジニア(ルーカ・マルモリーニ)を招き入れ、V4エンジン機の開発を進めている。
2025年はワイルドカード参戦のみだが、2026年にはファクトリー選手による実戦投入を考えている。
★決勝後、フェルナンデステストライダーが西サイト『Motosan.es』で次のように話した。
【V4エンジン機で参戦していたが、今週末はどうだった?】
「厳しかったです…サンマリノGPを終えた時と比べ、今回はスタート時点で悪くなってしまってたんですよ。だから、ベースを探り出すためにどうすべきかを考え、また一から始めてみました。
色々と作業した結果、サンマリノGPを終えた時の状態に戻すことができたんで…それだけが唯一のポジティブ面ですね。
3日間、すべてのデータを分析してみたところ、サンマリノの時と同じ問題を抱えていることが分かりました。」
【つまり、9月初旬から特に進展していないと…】
「進むべき方向は明確なんですが…少なくとも、今後のテストやヴァレンシア戦に関しては明確なんです。
改善を目指し、改良を加えてはきたんですが…エンジニア陣には何か新しいものに取り組んでもらわなければ…もっと何か必要なんですよ。
サンマリノ以降、大きなアップデートがなく…小さな規模のものだけなんです。」
【ヤマハV4エンジンは…現在、どんな感じなの?】
「まだバランスが整ってないですね。いずれ、きちんと整うはずなんですが、もう少し時間がかかるようで…ただ、その時間がないんですよねぇ。」
【ヴァレンシア最終戦では、フル馬力で走れそう?】
「いや、ヴァレンシアでは無理でしょう。」
★今回、ファクトリー選手らがコンスタントに時速330kmを出すなか、フェルナンデステストライダーは時速329.2㎞にしか達しなかった(※予選1)。
現在、ヤマハV4エンジン機は各エリアが改良されているものの、直線コースにおける改善が見られない。
スプリントでフェルナンデステストライダーは19位で、18位のロレンツォ・サヴァドーリ(アプリリアテストライダー)と2.934秒差だった。
決勝では18位で、17位ミケーレ・ピッロ(ドゥカティテストライダー)と3.146秒差だった。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
(2025/10/28 19:47:37時点 Amazon調べ-詳細)





