Screenshot『KTM・ホンダ・ヤマハ作業概要:2025 バレンシアテスト』
★11月18日(火)、ヴァレンシア公式テストが行われた。
★各メーカー機のディテール画像はこちらからどうぞ。
★リザルト表はこちら。
★KTM選手のリザルトは以下のとおり。
5位ペドロ・アコスタ(+0.208、ファクトリー)
6位マーヴェリック・ヴィニャーレス(+0.247、テック3)
9位ブラッド・ビンダー(+0.338、ファクトリー)
17位エネア・バスティアニーニ(+0.918、テック3)
今年のKTMは再生計画にともなう大規模なリストラが行いつつも、シーズン中に重要な新マテリアルを投入し、コンストラクター部門では3位となった。
今回のテストのメインとなったテールカウルは機能性もデザイン性も高く、後方に向かって傾斜がついており、マスダンパーのコントロール性が向上している。
リアバンクの排気口に新バルブが取り付けられており…最新ソリューションと言うわけではないが、エンジンブレーキ強化には効果的である。
集中的に作業を進めていたアコスタ選手は、「去年のテストよりも満足できた」と語った。
テストでは常に速いヴィニャーレス選手も、好タイムを記録していた。なお、同選手の新コーチであるホルヘ・ロレンソもサーキット入りし、作業内容を確認していた。
★ホンダ選手のリザルトは以下のとおり。
12位ジョアン・ミール(+0.499、ファクトリー)
13位ヨハン・ザルコ(+0.521、LCR)
14位ルーカ・マリーニ(+0.543、ファクトリー)
21位ディオゴ・モレイラ(+1.824、LCR)
完全初投入と言うわけではないが、なかなか興味深いソリューションを披露していた。
エアロダイナミクスに関しては、傾斜のついた特殊な形状のテールカウル。
特に注目すべきは2種類のスイングアームが投入されていたことで、車台の研究がいまだ行われていることが窺える。
排気システムはかつてない進化を見せ、カーボン製スイングアームのセットは2026年機のベースになる模様。
フレームも何種類かテストしていた。
★ヤマハ選手のリザルトは以下のとおり。
15位ファビオ・クアルタラロー(+0.554、ファクトリー)
18位トプラク・ラズガットリオグル(+1.294、プラマック)
19位アレックス・リンス(+1.347、ファクトリー)
20位ジャック・ミラー(+1.491、プラマック)
注目のV4機に関しては、クアルタラロー選手が1分29秒927を記録した(※午前に並列4気筒機で走行した際は1分30秒0)。
9月ミザノテスト以降、進化はしているが、飛躍的な…とまでは言えない。エンジンに注力してきたようで、信頼性もパフォーマンスも大幅に向上していた。
V4エンジンのクランクシャフトは並列4気筒とは逆方向に回転しており、これは使用されていた始動システムの違いからも明らかである。これにより、加速時のフロントへの荷重が増えるはずである。
ルーキーのラズガットリオグル選手は、マネージャーであるケナン・ソフォーグルと共にピットボックス入りし、チーフメカニックのアルベルト・ジーリブオラ(今シーズン途中までバスティアニーニを担当)と集中的に作業を進めていた。細身の長身はヴァレンティーノ・ロッシを彷彿させるが、ロッシより高いように見える。
なお、クアルタラロー/リンス/ミラー選手は新旧エンジンの比較作業を行っていたが、ラズカットリオグル選手はV4機のみだった。
(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Sky.it』)
(Photo:Instagram)






お菓子持って挨拶回りするトプラク可愛いw
ロレンソがヴィニャーレスにどんなアドバイスする(出来る)のかも気になります。