『バニャイア:クアルタラローについては悩んだが…』
★フランチェスコ・バニャイア(VR46ライダーズアカデミー)は2019年、ドゥカティプラマックよりモトGP昇格した。
★バニャイア選手は2018年、モト2クラスで総合優勝し、2019年はルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得を目指していた。
★2019年のモトGPルーキー選手の成績は以下のとおり。
首位ファビオ・クアルタラロー(総合5位、192ポイント)
2位ジョアン・ミール(総合12位、92ポイント)
3位フランチェスコ・バニャイア(総合15位、54ポイント)
4位ミゲル・オリヴェイラ(総合17位、33ポイント)
★バニャイア選手のコメント。
【昨年のヴァレンシアGPはFP3で転倒し、結局、レースは『Unfit』となってしまったが…】
「あんな風にシーズンを終えるなんて、本当に良くないですよね。今は身体が100%回復したし、今年はけっこう早々にトレーニングも再開させました。かなりキツいのをやってるんですよ。」
【ヴァレンシアの転倒では手首と頭部をかなり激しく強打していたが…】
「頭の方は100%の状態まで回復するのに2週間ぐらいかかりました。トレーニングをしていても、まともな状態じゃないなって感じでしたね。
でも、一番大きな問題は手首の骨折の方だったんですよ。完治するのにかなり時間がかかってしまって。シーズンも終わったんで、気楽に受け止めることにしましたけどね。」
【しかし、その後のヴァレンシア/ヘレステストには参加できず…】
「あれはけっこう大きかったんですね。結局、先週の土曜日のランチ・トレーニングまでオートバイには乗れなくって。良いことではないでしょ。
とにかく、今は乗りたくって乗りたくって…セパンテストの3日間ではもうマシンから絶対に降りないぞってぐらいの気持ちになってます!」
【ドゥカティ2020年機がどんな感じかは分かっている?】
「来週、ドゥカティ本社に行く予定なんです…僕のマシンが組み立てられるそうなんで。どんな風に出来ていくのか、ぜひ実際に見てみたいんですよね。
でも、今のところ、ほとんど何も知りません。」
【2019年シーズンの感想は?】
「はたから見ていても、かなり厳しいシーズンだったって感じでしょうね。かなり転倒してしまったし、特にシーズン序盤は酷かったから。
でも、ブルノ戦以降、ちょっと前進できて…特にリザルトが安定しました。(去年の)冬季テストでは自信がついてきてたんですが、開幕戦になったら後退してしまって。きちんとこなしていかなければならない事柄がたくさんあったのに、転びグセがついていってしまって。転んでばかりいたら、上達できませんから。」
【ブルノ戦で何が変わったの?】
「FP1でまた転倒した後、対応の仕方を変えてみたら安定感がでてきたんです。
その後、ブリーラムやフィリップアイランドでまた前進できて。あの辺は僕のライディングスタイルが活きてくるトラックだから、好リザルトを出せたんですよ。昨シーズンはずっとあんな感じだったから、そう言うレースが必要だったんですよね。(フィリップアイランドでは)4位になれて…あと、もうちょっとで表彰台だったわけでしょ。
あいにく、ヴァレンシアではあんなことになってしまい…でも、何も覚えてないんですよ。だから、まぁ、いいか…と思って(笑)。」
【苦労から学ぶと言うし…】
「厳しい1年だったけど、おかげで色々なことが分かってきたんで。(2月の)セパンテストでは、そうした苦労の諸々がプラスになってくれたのかどうか確かめてきますよ。
僕としてはプラスだったと思ってるんですが、とにかく、カタール開幕戦をやってみないことにはね。」
【好結果が出ないと批判され…しかも、クアルタラロー選手が活躍していたから大変だったのでは?】
「これまでの功績なんて世間は覚えていてくれないものだし、モトGP昇格したら特にそうでしょ。
ファビオ(クアルタラロー)は驚異的なシーズンを送っていたし、速攻で乗りやすいと思えるようなマシンに当たってましたしね。
冬季テストでは誰も思いもしなかったわけだけど、ある意味、僕らは立場が入れ替わったような感じで…僕がレース本番で出していたようなリザルトを、ファビオはテストで出していたじゃないですか。
ファビオみたいにやれていたら、そりゃあ絶対に良いに決まってますけどね(笑)。」
【なぜそんなことになったと思う?】
「上のクラスに昇格すると、それまで自分の後ろを走っていたライダーが前に来てしまい、いったいどうしてなんだろうって考えたりするもんでしょ。それに、モトGPクラスって言うのは、各マシンにかなりのバリエーションがあるから。
当初はファビオの存在に悩みもしたけど、その後、自分に与えられたものでベストを尽くそうってことだけを考えるようにしたんで。」
【しかし…】
「僕がベストを尽くしただけじゃ、足りなかったってわけです。今以上のことをするにはどうすべきか、突き止めていかないと。」
【急いで突き止めないと…契約交渉の時期はどんどん早まっているのだから…】
「ヘレスGPまでに全てのシートが埋まってしまう…なんてリスクもありますからね。
基本的に僕は失うものは何もないんで、とにかくセパンテストからヴァレンシア最終戦まで120%の力を出していくつもりです。去年は100%で足りなかったんですから。それでどうなるものか…ですね。
僕はドゥカティに入れて満足しているし、このまま続けて行きたいと思ってます。」
【プラマックで?それともファクトリー?】
「全選手、目標はファクトリー入りだけど、僕は常に同じチームと同じマシンで何年も続けていくことを重視してるんですよ。そうした方がゼロからのスタートにならないわけだし、どんどん成長していき、それが助けになってくれるでしょう。
しかも、若いから時間はあるわけで…まぁ、モトGPクラスではうかうかしてられませんけどね。このシートは自分に相応しいんだってところを証明しなければならないし、僕もそれを目標にしています。
今はセパンテストで頭が一杯で、2021年のことまで考えてられないんですよ。しかも、色々と出てくる情報を読み始めてたら、来年のドゥカティのファクトリー選手は6人ぐらいになりそうじゃないですか。」
【最新ファクトリー機は助けになってくれそう?】
「とにかく、新マシンがどんな感じかですよね。僕は『ライダーがマシンに合わせていく』派なんですが、でも、セッティング作業で近づいてもいけるじゃないですか。
ドゥカティ機に向けて、あと1歩では駄目だってことは分かってます。あと3〜4歩ぐらい近づいていかないと。とにかく、バックにはしっかりしたチームがついてくれて、頼んだ物は用意してくれるし、色々なことをきちんと理解できるようサポートしてもらってるんで。」
Bagnaia: "Ho sofferto Quartararo, il mio massimo non è bastato": Il pilota di Pramac non si nasconde: "il 2019 è stato un anno difficile ma mi potrà aiutare. Non ho nulla da perdere, darò il 120% per restare con Ducati" https://t.co/nv2klNjjKd pic.twitter.com/UJ68zauYrN
— gpone.com (@gponedotcom) January 17, 2020
(参照サイト google 翻訳:『Gpone』)
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才能は有るけど、序盤戦から悩んでしまったようで。
ひとつのきっかけで解消、吹っ切れたら強い走りが出来ると思う。
気分転換に髭剃ってみたらどうなんだろ^^;