『マリーニ:エルゴノミクスに関しては、ホルヘ・ロレンソよりも酷い状態』
★2月12日、マンダリカで行われたモトGP公式テスト2日目に、ルーカ・マリーニ(ドゥカティVR46、ロッシ異父弟)が首位だった。
★2月5〜6日のセパンテストでは2日間総合11位で、終始苦戦していた。
★マリーニ選手のコメント。
「まぁ、ただのテスト順位に過ぎないけれど、でも、このパフォーマンスの価値は大きいと思うんですよね…今日は全選手、タイムアタックでしゃかりきになっていたんだから。
上位に入るのは良いもんですね。今回は、セパンの時とは全然別物って感じで…。セパンでは苦戦してましたからねぇ…ところが、今回はすべて順調に進んでくれて。
明日、レースシミュレーションをやる予定なんで、興味津々なんですよ。できれば、他の選手もやってくれると比較検証できるんですけどねぇ。」
【とにかく、全て完璧に進んでいるようで…】
「あまり大げさにしないでください…まだまだ、やることは山積みなんですから。確かに、チームが物凄い作業をしてくれてはいますけどね。エンジニア陣と一体になって成長している感じで、正しい方向性に進んでますね。
電制システムに手を入れなければならないんですが、特にエンジンブレーキの作業をして、もっと遅めのハードブレーキングにしないと。フロントへの信頼感を高めていかないとならないんですよね。
ベースは良いから、細かい部分に手を入れていかないと…なにしろ、新しいマシンなんで、はっきりしていない点がけっこうあるんですよ。
上手く操縦できるようになってきたんで、自信もついてきました。こう言う自信を安定して抱けるようなら、どこへ行っても強い走りができるでしょうね。」
【新しいチーフメカニックとは上手くやってる?】
「ダヴィド(ムニョス。昨年まで兄ロッシを担当)はドゥカティの研究をしている最中なんですが、実に良いですね。人間関係も最高です。
今は2人で、電制システムやエルゴノミクスの作業やをけっこうやってます。多分、ドゥカティ内で僕は嫌がられてると思うんですよねぇ…エルゴノミクスに関しては、ホルヘ・ロレンソよりも酷い状態なんで。
僕のライディングポジション関連で、カタール開幕戦までにいくつか新マテリアルが出来てくると良いんですが…。
今回、マシンの乗り心地はかなり良いんですが、直線コースでけっこう失速してしまうんです。ここのトラックなら大きな問題にはならないけど、カタールの方だとねぇ…。」
【昨年は体力面で苦戦していたが、今年はどう?】
「2021年はどう言う展開になるのか、良く分かってなかったんで…2020年の11月テストもできなかったですしねぇ。
モト2時代にやっていたトレーニングを継続していたんですよ。モト2時代は体力的に問題なかったんで。
ところが、2021年はとにかくバタバタとレースが続き、そのうえ、マシンの乗り心地がいまいちだったもんだから余計に苦戦してしまったんです。
今年は経験も積んできたし、去年より整っている感じです。」
【1周タイムは、去年も速かったのでは?】
「1周タイムの方が、なにかと簡単なんだと思います。1周で全力を出し切り、最大プッシュすることだけを考えていればいいんで。
レースは45分間だけど、予選なら15分集中すれば良いわけですから。レースの場合はとにかく色々なことを上手くコントロールする必要があるから、経験が必要なんですよ。
でも、今年はその経験があるわけだから、手応えはポジティブですよ。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
ロッシがドゥカティ機を試乗する可能性は本当にあるのか?って話は、note『2021ヘレステストまとめ』でどうぞ!
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今一番GPで背が高い選手だよねマリーニ
本人もメカも大変そうだ
ニーホールドを指してるのかな シートの位置もハンドルも他の選手と大分違いそうね
いつかのGPでマリーニが転倒したとき、歩いてる姿がまるでエヴァンゲリオンのようだと我が家で話題になってたな…。
首長っ!
ペッコとルカはモデルもできそう。