『2023 ポルティマオテストテスト モトGP 最終日』
★3月11〜12日、ポルティマオテストサーキットでモトGP公式テストが行われた。なお、3月24〜26日に同トラックで開幕戦が行われる。
★最終日12日も首位はドゥカティ機のバニャイア選手。首位〜12位までの選手がコースレコードを更新した。
★ドゥカティ
首位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。唯一、1分37秒台を記録し、コースレコードを約0.8秒更新。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは6位(2022年総合3位)。昨日は1分40秒台だったが、今日は1分38秒台。
テストライダーのミケーレ・ピッロは22位(最下位)。
2位ヨハン・ザルコ(ドゥカティプラマック)。午前セッションは技術トラブルにより中断されてしまった。
チームメイトのホルヘ・マルティンは8位。
4位ルーカ・マリーニ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。マシンに2度も技術トラブルが発生し、トラック内で停止してしまった。
チームメイトのマルコ・ベッツェッキは5位(VR46ライダーズアカデミー)。
7位アレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ、2022年はホンダLCR所属)。2回転倒ながら、かなり好調でマシンにも慣れた模様。
チームメイトのファビオ・ディ・ジャンナントニオは走行せず。昨日、第7コーナーで転倒し、本日は出走許可が降りなかった。エスケープゾーンの砂利のサイズが問題視されている。
★ヤマハ
3位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。サプライズ。F1風リアウィングを初使用。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは19位(、VR46ライダーズアカデミー)。新エアロダイナミクスは試してみたが、いまだ改善策が見つからず。
※ヤマハ機に問題発生:新カウルが規格サイズより大きく、認可されないだろう。
★KTM
9位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。2回転倒。
チームメイトのジャック・ミラーは17位(2022年はドゥカティファクトリー所属)。
18位ポル・エスパルガロ(GASGASテック3、2022年はホンダファクトリー所属)。
チームメイトのアウグスト・フェルナンデスは21位(2022年モト2チャンピオン)。技術トラブルにより足止め。
★アプリリア
10位アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー)。腕の筋繊維症により、手術を受けるかもしれない。13日午前に最終決定が下される。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスは12位。
11位ミゲル・オリヴェイラ(アプリリアRNF、2022年はKTMファクトリー所属)。スリップ転倒。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは16位(2022年はKTMテック3所属)。
※フロントフォークに付けられたウィングが注目されている。
★ホンダ
13位ジョアン・ミール(ホンダファクトリー、2022年はスズキファクトリー所属)。+0.794。
チームメイトのマルク・マルケスは14位。
テストライダーのステファン・ブラドルはタイム記録なし。
15位アレックス・リンス(ホンダLCR、2022年はスズキファクトリー所属)。
チームメイトのタカアキ・ナカガミは20位。
※多数の新マテリアルが投入されていたが、あまり役には立たなかった模様。
『2023 ポルティマオテスト最終日 モトGP』
『2023 ポルティマオテスト総合順位 モトGP』
ドゥカティ機のカウル真ん中ぐらいに付いてる『段差』は?って話は、note『2023年セパンテストまとめ 欧州メーカー編』でどうぞ!