MotoGP

2023日本GP【モトGP:PRリザルト&トピックス】

『2023 日本GP モトGP PRリザルト』

★9月29日(金)、日本GP モトGPクラスのPRが行われた。

★例年より暑い。

★予選2へダイレクト進出は以下の選手である。
ビンダー、バニャイア、兄エスパルガロ、マルティン、ベッツェッキ、ディ・ジャンナントニオ、ザルコ、ヴィニャーレス、弟エスパルガロ、ミラー

★KTM

首位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。1’43″489。コースレコード更新(※これまでは2015年のホルヘ・ロレンソがブリヂストンタイヤで記録したタイムだった)。カーボン製フレームのみを使用。
ビンダー談「新フレームだとリアのグリップが上がる。以前からリクエストしていた問題だった。(新フレームを)使えて嬉しい…確実に助けになる」。
チームメイトのジャック・ミラーは10位(2022年はドゥカティファクトリー所属)。第11コーナーでスリップ転倒。

9位ポル・エスパルガロ(GASGASテック3、2022年はホンダファクトリー所属)。サプライズ。2024年シート確保を目指し、健闘中。
チームメイトのアウグスト・フェルナンデスは19位(2022年モト2チャンピオン)。

※ファクトリー両選手はカーボン製フレームを使用(※ミザノGPでペドロサテストライダーが使用していたもの)。KTMは大きく前進できるソリューションを探り当てたといえるだろう。
当初は2024年用に開発していたようだが、フィードバックが良かったため今年から投入している。

★ドゥカティ

2位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。ブレーキングで安定感がなく、セッション終盤までセッティング作業を続けていたが、最後の最後で仕上がった模様。レースに向け、ミディアムタイヤでのペースもまずまずである。
チームメイトのミケーレ・ピッロは20位(テストライダー)。エネア・バスティアニーニ代役。唯一、ドゥカティ勢で予選2へ進出できなかった。

4位ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)。ハードブレーキングで安定感がなく、不満を抱いている模様。
チームメイトのヨハン・ザルコは7位。

5位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。インドGPほど好調ではない。
チームメイトのルーカ・マリーニは欠場(VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。インドGP中に鎖骨骨折により手術を受け、療養中。

6位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティグレジーニ)。サプライズ。2024年シート確保を目指し、健闘中。
チームメイトのアレックス・マルケスは欠場(2022年はホンダLCR所属)。インドGP中に肋骨骨折により静養中。

★アプリリア

3位アレイシ・エスパルガロ(アプリリアファクトリー)。苦手トラックでサプライズ。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスは8位。

11位ミゲル・オリヴェイラ(アプリリアRNF、2022年はKTMファクトリー所属)。
チームメイトのラウル・フェルナンデスは17位(2022年はKTMテック3所属)。第10コーナーで2回転倒。

※アプリリア機は苦手トラックで、予想以上の結果を出していた。

★ホンダ

12位ジョアン・ミール(ホンダファクトリー、2022年はスズキファクトリー所属)。2024年版フレームを試用後、従来フレームに戻していた。
チームメイトのマルク・マルケスは14位。最終出走はまずグリーンゾーンに乗ってタイム無効となり、次はイエローフラッグで無効となり、最終タイムアタックは第1コーナーで過度な操縦により転倒。

18位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。
チームメイトのアレックス・リンスは21位(2022年はスズキファクトリー所属)。最下位。6月ムジェッロGPで右足の腓骨・脛骨を骨折し、今回、復帰したが、同セッションは6周回のみ走行して切り上げていた(※その後、棄権が決定、ブラドルテストライダーと交代する)。

※インドGPでは久しぶりにホンダ機が好調だったが、ホームサーキットでまた元に戻ってしまった。
※ピットボックス内ではマルケス帰還の際は、すぐに日本人エンジニア陣に取り囲まれるが、ミール帰還の際は1人取り残されていた。

★ヤマハ

13位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。第6コーナー進入の際、フロントが突然流れて転倒。片足を強打。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは15位(VR46ライダーズアカデミー)。
テストライダーのカル・クラッチローは16位。ワイルドカード参戦。

『2023 日本GP モトGP PRリザルト』




(Photo:Motogp.com

POSTED COMMENT

  1. はば、 より:

    ヤバいですね。ホンダとヤマハの国内メーカーが一人もQ2ダイレクトがいないって。テストとかでモテギのデータがあるはずの国内メーカーのはずですよね。しかも1秒差とかですからね。ヤバいですね。

  2. うに より:

    クアルタラロは転んでリズムがずれたかな。
    もう少しいけそうだったけど。

    マルケスもトラックリミットで2回ぐらいタイム持ってかれた?
    そして転倒。。

  3. kai より:

    日本メーカー頑張ってくれー!(特に中上選手)
    管理人さん、時差で大変でしょうけど体に気をつけてくださいね。

  4. チャオ より:

    ビンダーのRC16、ペドロサがテストしていた来期用カーボンフレームとスイングアームか。
    ロレンソの持っていたもてぎの記録をあったりと更新したな・・・。
    ペドロサがWCで4位取った時も、極めて脅威的だとは思ったが、いよいよKTMも一つ二つ
    シフト上げて来た感がする。
    つかビンダーのあのコーナリング、吸い付くようでバンク中の滑らかな動きは何なんだ・・・。

    日本勢のファビオもマルケスも行けそうな兆しは感じたが、両者共に
    ブレーキングミスを犯してしまった。明日ファビオもマルケスもミスさえなければ
    何とか上位へ上がれそうな気はするが、今日の走りは
    余裕の欧州勢と、ギリギリ限界で肉薄出来るかの日本勢といった所だった。
    あとクラッチローのM1、ロングで2口のエキゾーストパイプだった。M1もやっと
    スプーンを装着して、幾分、リアのダウンフォース得られたのも好影響してるかも。

  5. maxtu より:

    日本GPでなんたる屈辱
    欧州勢の12位以下はWフェルナンデスとテストライダーのピッロ以外を日本メーカー勢が占めてるとか…

    YAMAHA、HONDAの幹部連中はこの惨状を目に焼き付けておくがいい
    コース、気候、データが揃う勝手知ったるホームでは言い訳不要の恥でしかない

  6. ピース より:

    すみません……
    ちょっと乱暴な発言で、気持ち悪かったので、コメント失礼します。
    ここでそういうコメントを残すのではなく、メーカーに直接訴えられてはどうでしょうか?
    日本のメーカーの成績が悪くて不愉快なのかもしれませんが、あなたの発言も不愉快です。
    ただし、私の発言も不愉快に感じる方もいらっしゃると思われますので、この場を借りてお詫びいたします。
    普段からリアルでもそのような言葉で生活なされていますか?顔の見えないネット社会だからこそ、もう少しソフトなコメントをして欲しいです。

  7. 昔GP見てたらすぐ寝ちゃってたよ より:

    ピースさんのコメントを見て、こういう考えを持った人がここにもいらっしゃると知れたので私はありがたかったです。とても配慮された上での書き込みに感じます。

    本当にホッとしました。
    日本GPみんなで楽しみましょう!

  8. Maro より:

    不愉快とまでいかずとも過激なコメントではありますね。ライダーはもちろん、それに携わるメーカーもスタッフもなんとかしなければと日夜奮闘してるはずですからその結果を恥だと一蹴するのはいささか非情ではと思います。
    ここはひとつ、批判批評ではなく応援コメントでいたたわさんを盛り上げてはいきませんか?

  9. うに より:

    ぴーすさん。大丈夫ですよ。
    気にせず楽しんで見てください。

    頑張っても勝てないときゃ勝てないんだから。
    だが、カウント9から立ち上がる所を見せてやる!! と思って温かく見守りましょう。

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