『2023 日本GP モトGP スプリントリザルト&トピックス』
★9月30日(土)、日本GP モトGPクラスのスプリントが行われた。
★ドゥカティ
首位ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)。スプリント3連勝。スタート前のグリッドで同選手のマシンについて疑念が生じ、エンジニア陣の間で議論が行われ、ジジ・ダッリーニャも心配そうにしていた。疑念を晴らすにはエンジンを点火するしかなく、ボルソイチームマネージャーがIrta(チーム協会)代表やテクニカルディレクターに要請し、マシンの前で数分間の話し合いが行われ、最終的にウォーミングアップラップ前のエンジン点火が許可された(※結局、問題はなかった)。マルティン選手は特に動揺もせず、ここ最近のレース同様、PPスタートから速攻で後続を引き離し、第1ラップ終盤では0”370秒の差をつけた。
チームメイトのヨハン・ザルコは5位。
3位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。総合首位を固持したものの、2位マルティン選手とは8ポイント差となった。ミラー選手と競り合いになったが、最終的に抜いて引き離した。
チームメイトのミケーレ・ピッロは19位(テストライダー)。エネア・バスティアニーニ代役。
6位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。スタートダッシュがいまいちだった。その後、兄マルケス選手と競り合い、結局、2人ともザルコ選手に抜かれてしまった。
チームメイトのルーカ・マリーニは欠場(VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。インドGP中に鎖骨骨折により手術を受け、療養中。
8位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティグレジーニ)。
チームメイトのアレックス・マルケスは欠場(2022年はホンダLCR所属)。インドGP中に肋骨骨折により静養中。
★KTM
2位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。第5ラップでは首位と0.3秒差だったが、その後、0.5秒差となり、第8ラップで1”063秒、最終ラップで1”390秒差となった。
チームメイトのジャック・ミラーは4位(2022年はドゥカティファクトリー所属)。元チームメイトのバニャイア選手と3位争いをし、前に出たものの第10ラップでミスをして第11コーナー立ち上がりでやや膨らんでしまった。しまった(※下り直後の右折コーナー)。2022年の日本GPでは優勝しており、今シーズン序盤の調子が戻ってきた模様。
11位ポル・エスパルガロ(GASGASテック3、2022年はホンダファクトリー所属)。
チームメイトのアウグスト・フェルナンデスは12位(2022年モト2チャンピオン)。
★ホンダ
7位マルク・マルケス(ホンダファクトリー)。
チームメイトのジョアン・ミールは13位(2022年はスズキファクトリー所属)。
17位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。
チームメイトのステファン・ブラドルは20位(2022年はスズキファクトリー所属)。最下位。アレックス・リンス代役(金曜セッションに参加したが、痛みが酷かったため棄権)。
★アプリリア
9位マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロはリタイア。おそらく、技術トラブル。
10位ラウル・フェルナンデス(アプリリアRNF、2022年はKTMテック3所属)。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは14位(2022年はKTMファクトリー所属)。
★ヤマハ
15位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。最悪スタートを切ったが上手く追い上げていき、最後はチームメイトを抜いた。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは16位(VR46ライダーズアカデミー)。
テストライダーのカル・クラッチローは18位。
『2023 日本GP モトGP スプリントリザルト』
『2023 日本GP モトGP 総合順位』
(Photo:Motogp.com)
マルティン今回も乗れてますね。コレで8ポイント差か。
KTM勢も新フレームの調子が良さそうだし、
ドカ3人にKTMが絡んで来れば残りも面白くなりそう。
クアルタラロは追い上げはしたけど、良いとこなしよちゃんですねー 本戦に期待!
マルティンはスタート直後が最速だからスプリント最強になりつつあるね
何かが起こる可能性がある本戦より結果を出し易いスプリントでしっかりポイント稼げるのは優位かも
いよいよペッコは本戦を落とせなくなってきた
KTMは新フレームが大当たりみたい
来季に向けたものを前倒しするとかメーカーの本気度も伺える
HONDAは内部でもゴタゴタしてるけど、またマルケス頼みを露呈してしまった
追い上げるどころかジリジリ後退するマルケスを観るのは正直辛い