MotoGP

KTM『ホンダ&ヤマハへの優遇措置は断固反対!』ピット・バイラ

『バイラ:ホンダ&ヤマハへの優遇措置は断固反対!』

★数ヶ月前から各メーカーとドルナ(モトGP運営会社)、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は、2024年に向けてホンダ&ヤマハに優遇措置(コンセッション)を適用させるかどうかについて話し合っている。

★同件についてドゥカティは柔軟な姿勢を示しているが、KTMが断固反対している。

★KTMのピット・バイラ氏(モータースポーツ・ディレクター)が、独サイト『Speedweek.com』のインタビューで次のように話した。

【ホンダ&ヤマハへの優遇措置については?】
「KTMとしては断固反対ですね…現行レギュレーションに則っていないでしょ。
同レギュレーションに則って、アプリリアはモトGP参戦を始めた2015年に、KTMは2017年に同措置が適用されたんですから。
新規参入メーカーが優遇されるのは良いが、その後、また優遇措置を受けるのだとしたら、かなり長いこと苦戦し続けた場合でしょうね。
優遇措置なしで、モトGPの正規メーカーとして参戦するならば、手強いライバル陣に立ち向かっていかなかればならないものでしょ。
とにかく、うちは優遇措置には反対ですから。」

【ホンダ&ヤマハに優遇措置を適用すれば、現在のドゥカティ天下に歯止めをかけられるかも…】
「ドゥカティはここ数年、実に良い仕事をしているのだから…そこに水を差そうとは思いませんよ。むしろ、こっちが努力すべきなのであってね。
ホンダは今年、決勝戦で1勝しているのだから…優遇措置が必要なほど不調なんですかねぇ。
(ヤマハの)クアルタラローも表彰台を3回獲得し、マレーシアGPではヤマハ両選手ともにKTM選手より上位だったじゃないですか。
優遇措置の必要などないんじゃないんですか…自由にエンジン開発ができ、使用エンジン数も2つ増え、エアロダイナミクスの改良も1回増えるわけで…ちょっと手厚すぎるでしょ。
この話は終わりにしたいもんですよ…とにかく、現行の規則のままでけっこうなんでね。」

【なぜホンダ&ヤマハの調子が落ちてしまったと思う?】
「マシン開発ではなく、選手契約に投資していたら、遅かれ早かれ痛い目を見るものでしょ。」

【ちなみに、話し合うべき問題点は他にあると思っているそうで…】
「タイヤの空気圧問題もそうだし…エアロダイナミクスや下降デバイスの過度な開発について、もっと話し合うべきでしょうね。
以前のようにマシンのコントロールをもっと選手に委ねれば、もっと違いを生み出せるようになるでしょう。」

(参照サイト:『Corse di moto』)

KTMの頼みの綱はビンダーだけ、ミラーはがっかり…って話は、note『2023 オーストラリアGPまとめ』でどうぞ!

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POSTED COMMENT

  1. KG より:

    至極真っ当な御意見なので賛同。

  2. maxtu より:

    優遇措置って新規参戦メーカーへの恩恵になるけど、そもそもは圧倒的に強かった日本メーカーに対して開発制限を設けたから起こったことなんだけどねぇ
    優遇措置じゃなくて全メーカーとも開発制限無し、つまりハンデ無しと言い換えればいいのに
    まぁ、そんな事になればKTMは泣き言いうんだろうけど…

  3. 九十九里鬼 より:

    選手契約に投資…ね。

    青田買いを契約で縛り短期間で成果がでなければポイしてれば最小限で済むでしょうが。
    かといって某日本メーカーが表彰台すら上がれない日本人を長年使っているのも微妙ですが。

  4. TBN より:

    800ccに変える際に直列を禁止すれば
    ヤマハは参戦意義を失うので撤退して
    往年の最強メーカーMVアグスタ復活(ただしエンジンはKTM)
    ホンダはいったんファクトリーチーム休止して
    アプリリアのようにLCRがファクトリー機を擁して1チーム体制で戦えばいいんじゃね?
    それか逆にヤマハ枠を獲得してもう1チーム、ホンダが増やせればいいんじゃない?

  5. へほへも より:

    日本メーカーには頑張ってもらいたいけど優遇する必要はないかなぁ…まんまこの意見に賛成
    けど型落ちとは言えあんだけマシン多ければドカは優遇受けてる以上の実戦データ取れてるんだからそこには出走台数に応じた優遇策もしくは開発制限を設けるべきじゃないかとは思う

  6. SRX より:

    本当にそうだと思う。
    どちらにしろ早く決めてやらないと日本メーカーは決済が遅いイメージだから開発遅れるんじゃないのかな。
    優遇措置決まる頃には予算使い切ってるとか。
    邪推ですがそれを狙って反対意見出してる部分もあると感じる。

  7. 111 より:

    やる気ないメーカーにコンセッション与えても意味ないでしょ
    今頃800ccになったら辞める話でもしてるんじゃない?
    そもそもこんな話になるなら最初からECU、タイヤ統一とかやめたら良かったのに。
    ECUは最近なんも話聞かないけどタイヤは羽満載のドゥカティに合わせたカチカチの実質ドゥカティ専用タイヤなんでしょ?

  8. しゃぶ太郎 より:

    優遇措置の有無に関わらず、シーズン途中のエンジンアップデートは最低1回は認めるべき。
    年々テスト期間が圧縮されて十分な検証が難しくなってきてるので、開幕前にエンジン選定に失敗したらシーズンまるまる棒に振りかねない。

  9. チャト君 より:

    1つのメーカーが走らせるマシンの数によって、制限または優遇措置をかければ良いのでは?
    例えばヤマハのように2台体制のメーカーは、シーズン中でも新スペックのエンジン使用できるとかね。

  10. 738 より:

    もう撤退してくれ
    motogpはドカのワンメイクでいいよ
    SBKが盛り上がったほうがいい

  11. チャオ より:

    兎に角、今までのチャンピオンチームであった日本勢が此処まで
    落ち目になった事はドルナとしては、想定外だったのだと思う。
    日本メーカー嫌いなバイラ―氏は反発するのは当然だろうし、アプリも
    余り快くは思ってないとも思う。余裕のドゥカはまあ多少の優遇なら
    いいんじゃないの、な余裕の姿勢。
    此処まで日本勢が下位に沈んだのには理由と原因がある訳で、そこを
    きちんと精査して、改善出来れば、また上位進出は可能でしょ。当然そう
    なれば他チームが下位に下がる訳だから、バイラ―氏が反発もするのも当然。
    ドルナがどうして日本勢にコンセッションを与えようと動いてるかは
    スズキみたいなイレギュラーな事になってもらってはは困るからでしょ。
    まあHRCとヤマハのWGPからの歩みとその栄光の歴史を知っていれば、撤退
    なんて考えはファンも思わないでしょうけども、ドルナは常にコミットしてますよ
    って姿勢を見せないと、相当にスズキ撤退のショックが効いてるのだと思う。

  12. fuji より:

    KTMもHJONDAも本戦で1勝は同じだから文句言いたくなるのは判る。

  13. でんでん より:

    アプは半自動クラッチの使用を禁止されたし、KTMも似たようなクラッチはルールが適合するまで封印になったしねぇ
    その辺をドルナが「仕方ねぇな」で認めない限りは賛成してくれないだろう
    自分のとこは大きく後退させられたまんま日本勢にチャンスがいくんだから

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