MotoGP

バニャイア回顧『スプリントは最速ライダーが、決勝は最強ライダーが勝つ』

『バニャイア:スプリントは最速ライダーが、決勝は最強ライダーが勝つ』

★2023年、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)がモトGPタイトルを獲得し、みごと2連覇は果たした。

★バニャイア選手はシーズン序盤から好調で後続を大きく引き離して総合首位を固持していたが、9月初めのカタルーニャGP決勝の第1ラップで首位を走行中にハイサイド転倒し、後続のブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)に両足を轢かれてしまった。それ以降、バニャイア選手は苦戦し始め、一瞬、ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)に総合首位を奪われたこともあった。

★12月10日頃、バニャイア選手が2023年シーズンについて次のように話した。

【2023年シーズンについては?】
「長かったですね…精神的に本当に大変だったけど、素晴らしいことをやり遂げました。
アルゼンチンやオースティンでの転倒を除けば、かなり理想的な形でシーズンを始めることができ…
でも、シーズン後半がねぇ…カタルーニャGP以降、苦戦し始めてしまって。」

【あのバルセロナでのハイサイド転倒は恐ろしかった…】
「これまでのキャリアで一、ニを争うぐらい大変な瞬間でした。
あの翌日、目が覚めた時は心身共にボロボロで…ベッドから起き上がることもできなかったんです。大変でしたねぇ。
精神面では、かなり無理をしました。
自分がどんな心境かを、メディアや世間には伝えたくなかったんです。
全ては伝わらないだろうし、僕の方も言い訳は一切したくなかったんで。」

【欠場はせず、次のサンマリノGPに参戦したものの、今度はマルティン選手が急成長を遂げ…】
「超速になってしまってねぇ…シーズン中、時々、最速ライダーになってたじゃないですか。土曜スプリントなんか、常に最強だったし。
スプリントで勝つには最速じゃなければ駄目なんですよ。一方、日曜決勝は最強じゃなければ駄目なんです…うちは最強の方を証明できましたね。」

【プレッシャーが物凄いのでは?】
「プレッシャーを味わえるって、1つの特権ですからね…プレッシャーなしでは楽しめないから。
あれは最高ですよ…マルティンのおかげで存分に堪能できたと言えるでしょうね。」

【2024年に向けては?】
「改善できそうなエリアが、まだあると思います。どんどん厳しくなっていくでしょうけどね。
マルク・マルケスがドゥカティ機で参戦するんだし、マルティンやベッツェッキ、多分、クアルタラローやモルビデッリも前に出てくるでしょう。当然、KTMのことも忘れちゃいけないし。
勝てば、さらに勝利を引き寄せることができるから…勝ちたい気持ちをずっと維持していきますよ。」

(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

バニャイアとマルティンの違いは何か?…って話は、note『ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. 岸本ジョン より:

    今年のチャンピオンはキラーが勝つ
    マルク・マルケスはF1世界チャンピオンのマックス・フェルスタッペンをキラーと称しました
    キラーとは勝利するためになりふり構わず批判されても自分を貫く行為をする選手です
    マルクの予選後追いみたいに

  2. より:

    マリケスと同じマシンで勝ったら認めます

  3. NSR50 より:

    マルクは乗り換え1年目だけど、どうなんだろう?
    個人的にはかつてのように無双してほしいけど、今のモトGPって結構拮抗してるしレベルも上がってるからなぁ。
    片やワークス、片や型落ちのプライベーターとして戦って、レース優勝するのは確実だろうけど、タイトル争いまで絡めるかなぁ。

  4. maxtu より:

    今年はどんな陰謀説が出てくるのか今から楽しみです!

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