MotoGP

『ロッシが加入するまで、ヤマハ内は寝ぼけた状態だった…』カルロス・チェカ

『チェカ:ロッシが加入するまで、ヤマハ内は寝ぼけた状態だった…』

ヴァレンティーノ・ロッシ(45才)は2000年にホンダファクトリーから二輪レース最高峰クラス(現モトGPクラス)に昇格し、同年、総合2位を獲得後、2001〜2003年まで総合首位を連覇した。
2004年にヤマハファクトリーに移籍後も2連覇した(※計5連覇)。2008/2009年も2連覇した。
2011/2012年はドゥカティファクトリーから参戦したが、2年間で表彰台3回のみと苦戦し、2013年にヤマハファクトリーに戻った。
2014〜2016年まで総合2位を取り続けるもタイトル獲得は叶わず、2021年にヤマハプライベートチームに移籍し、同年末に引退した。

カルロス・チェカ(51才、2011年SBK総合優勝)は、2004年にヤマハファクトリーでロッシ元選手のチームメイトだった。
先日、チェカ元選手が『DAZN』のインタビューで、次のように話した。

【ロッシ元選手がヤマハに加入した時は、どんな感じだったの?】
「勝てる状態にはならないだろうと、皆、思ってたんですが…勝ったんですよねぇ。
私としては良い教訓になりました…マシン自体に制限があったことも含め、我々は皆、ちょっと寝ぼけていたんでしょうね。
一方、当時のヴァレは絶頂期で、ギンギンの状態でヤマハに入ってきたんです。
多分、ヴァレにとっては雪辱戦みたいな感じだったんでしょう…ホンダ時代に連勝していたのはマシンのおかげではなく、自分の実力なのだと証明するためにね。
ヤマハの方もかなり頑張りましたしね…ロッシ加入後は、劇的に変わっていったから。」

【ロッシ元選手と言うのは、実際はどんな感じなの?】
「見た通りの感じですよ…かなり分かりやすいタイプでしたね。戦闘力も高かったし。
とにかく、能力が高いんですよ…メンタルコントロールは特に高かったですね。並の人間じゃないんですよ…当時は学習意欲が物凄かったし。
彼のチームメイトになれたのは、本当に恵まれてましたよ…良い経験になりました。史上最高のベストライダーと、一緒に作業ができたんだから。今でも良好関係ですしね。」

(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Motosprint』)
(Photo:Instagram

POSTED COMMENT

  1. キジ沢さん型式不正事件でテレビ出演 より:

    MS開発部長の古沢政生さんの重要性を何も分かって無いんだな。
    あの人が部長に就任していなかったなら、ロッシは何も出来な
    かっただろうさ。
    今のヤマハの惨状も古沢政生さんの様な人物がいないが故の
    惨状なんだろう。
    ヤマハ社内の人材不足が深刻なんだろうな。
    ホンダはホンダで吉村平次郎さんの様な人物がいないんだろう
    からヤマハ同様に人材不足が深刻だね。

  2. 玄人ピットクルー より:

    カルロスはわかってないなぁ。モビルスーツ開発部長のマサオが当時ヤマハのマシーンをチューンしたからバレは活躍できたのは有名な話しだ。マサオはセッティングが詳しくて当時私の愛機だったヤマハのスクーターも速かった。今の日本メーカーはマサオやヘイジロウの様なチューンする人がいないのだ。しかし、街のショップや峠にはチューンやセッティングに詳しい人はゴロゴロいる事を私は知っている。もっと日本メーカーはその様な所から人材をスカウトするべきだと言えよう。

  3. ひばり より:

    モータースポーツ開発部では?

  4. テヘペロ より:

    最近の日本人大丈夫でしょうか。
    このコメントでチェカはヤマハを批判している訳ではないと思いますが。。。
    事実ベースの話をしているだけなんですけどね。
    ヤマハにも配慮していますし。
    ロッシが入らなかったら今のヤマハはなかったですし。

  5. マラカスタンタン より:

    来たよ玄人ピットクルーさん!

    貴方の知っている街のショップや峠の
    チューニングの達人とやらを一刻も早く
    ヤマハ、ホンダに紹介して欲しいもの
    ですな!

  6. うに より:

    アナハイム社と提携してムーバブルフレームを導入するのが吉ですね。

  7. 四角 より:

    >玄人さん

    ネタなのかマジなのか分かんないんだよね、この人

  8. biker7010 より:

    他の方のコメントを読んで
    日本全国の企業が同じ様に人材不足を感じているのだろうなぁと感じました。
    バイクや車は海外メーカーと比べて特筆すべき点を余り感じず。家電機器も同様な感じ。
    我々世代の教育や育った環境が良くなかったのでしょうか?

  9. 70 より:

    開発者のマシンのお陰であれば、RC211VやデスモセディチGP22/23/24の様な上位入賞がそのマシンで占めないとおかしいのですが・・・
    まぁ、ライダー1人の力でどうにかなるモノでもないですし、頂点にたどり着くのはチーム総合力という事でしょう。

  10. リリーフ陣 より:

    自称玄人のクルーみたいな人々を雇わざるを得ない事業主が気の毒になりました

    ヤマハもホンダもがんばって。

  11. チャオ より:

    ドルナは日本勢の低迷をコロナ禍を理由にしてたが、低迷はコロナ前から兆しがあった。
    勝てなくなったロッシと、マルケスしか勝てないHRC。沈みゆく日本勢に、明るい兆しが
    見えて来たドゥカを中心に、欧州勢が輝き出し、日本勢はGP参戦以来、経験した事の無い
    底なし沼にずっぽり嵌り、今だ抜け出せず藻掻いてる。原因てなんなんでしょう。過去の
    成功体験にしがみ付き、新機軸に挑戦しようとせず、失敗を恐れる日本人特有のマインドが
    阻害してるのか。それとも単純に技術・能力不足であるなら、イコール企業メーカーの
    実力だから、この状況を素直に受け入れるしかない。ホンダも4輪部門は日産とアライアンス
    して、将来的には合併するかもしれないし、企業方針も業務形態も変わっていくだろうから
    HRCもどうなっていくか、ヤマハも本当にかつての栄光を取り戻せるのかな。がんばれ日本勢!

  12. いつも通り より:

    共通ECU然り、日本が飛び抜けると色々しがらみが増えるのがモータースポーツ

  13. ugem より:

    ホンダやヤマハの事情について直接知っているわけではないけど、そうした大企業は個人のスキルに依存する属人的な体制ではないと思う。
    読み物的にはその方がわかりやすいだろうけど。

  14. よよいがよい より:

    人材がいないいないと言うのは簡単だけど
    どれだけ簡単に早くトライ&エラーできる環境にあるかって組織運営の面が気になりますね

    今と昔の違いってとにかく回して回して何度も何度も試して方向性を探る仕事の回数だけじゃないかなって思います

  15. 西落合 より:

    ホンダは現社長がレース大嫌いだからね。社員はみんな下を向いてしまっている。

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