『クアルタラロー:ミザノテストでペースは改善、でも、1周タイムが…』
★8月30〜9月1日、アラゴンGPが行われ、モトGPクラスのファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)が、予選17位、スプリント8位、決勝はリタイアした。現在、総合14位(−248ポイント)。
★8月20〜21日にヤマハはミザノサーキットでモトGP機のプライベートテストを行い、ファビオ・クアルタラー&アレックス・リンスやアンドレア・ドヴィツィオーゾ(テストライダー)が走行した。
★9月5日、サンマリノGP(ミザノサーキット)の木曜会見で、クアルタラロー選手が次のように話した。
【今回のサンマリノGPに向けては?】
「2週間ほど前に、ここでテストを行い…けっこう上手く行ったんですよ。特にペースが良かったです…ただ、1周タイムが散々で。最悪だったし、原因が分かってないんですよね。
今週末については、路面にもっとラバーが乗ってくれたら助けになるかもしれません。」
【1周タイムがそんなに悪かったの?】
「ここのトラックって、タイヤ消耗はそれほど大きくないんですよ…20周ぐらい走っても、かなり速い走りができるんで。燃料の重量も落ちますからね。
それで、ライバル陣は新タイヤを履けば、大きく一歩前進できるのに…うちは駄目なんですよ。
多分、トラックに依るんだと思うんですが…アラゴンでも、僕の場合は1周タイムよりペースの方が良かったんで。
でも、予選17位は問題でしょ…もうレースで上位争いなんてできないんだから。サーキットに依っては、7〜8位争いできるポテンシャルがあるんですが…後方スタートだと、トップ10入りを争うこともできないんですよ。」
【何が障害になってるの?】
「うちの弱点はリアのグリップなんです…加速の時はそれほどでもないけど、ブレーキングやコーナー進入では特に酷くって。
モトGPに参戦するようになってから、ずっと僕は1周タイムが強かったのに…今は無理なんですよ。」
【どうしてそんなことに…?】
「実は、テストの時、22周回走行済みのミディアムタイヤをリアに履いて、自己ベストを記録したんです。でも、ソフトに履き替え、燃料も減ってたのにタイムを上げることができなかったんですよ。
少なくとも0.5〜0.6秒は速くなるはずなのに、却って遅くなってしまったんです。タイヤは常に冷えすぎてるか、熱すぎるかののどっちかで…ただ、それは僕の感触なんですよね。
データを確認すると、温度は適正だから…なんとも原因が分からないんですよ。」
【3日間の間に新マテリアルが投入されるの?】
「レースで試す予定のものがいくつかあります…時間を無駄にできないんで。月曜の公式テストは、感触が変わってしまうものだから…路面はラバーが乗っていて、色々と良く思えてしまうんですよ。」
【パオロ・パヴェジオ新CEOは、なにか約束してくれた?】
「まだ何も…新任の方なんで、あまり喋りすぎない方が良いんじゃないんですか(笑)。
リン・ジャーヴィス後任がパヴェジオだってことは、ずいぶん前から知っていたし…アッセンの時に話もしたんで。良い感じの会話でしたよ。問題はないと思いますけどね。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
結局クアルタラロにはロレンソの作ったマシンが必要だったんだろうね
ホルヘ・ロレンソ、、、個人的にはヤマハのテストライダー継続をして欲しかったですねぇ。
>ホルヘ・ロレンソ、、、個人的にはヤマハのテストライダー継続をして欲しかったですねぇ。
私もそう思います
ただ現在のマシンの方向性ではダメだということを口酸っぱくクラッチローも事前に何度も言ってましたし
クアルタラロはまずマシンパワーという自分の要望を聞いて欲しいということが先立っていて
仮にロレンソがテストライダー継続していてもおそらく言うことは聞かなかったと思います…
間違いなくロレンソがテストライダーなら助けになる部分が大きかったと思いますけど、いたところで当時のコロナ下ではいい体制整えられてなかったんじゃないでしょうか。ロレンソが抜けた3年後のマシンに乗って2年強はクアルタラロも速かったので、コロナ下での海外メーカーの進捗が大きすぎたんだと思います。
データでは適正なのに?!感触的には冷たいか熱すぎるか??…ムズい問題だな。そこを正しく導いて行ってほしい所なんだが…。