『ブラドル:スプリントは観客目線では賛成、でも、二輪レーサーとしては…』
★ステファン・ブラドル(34才、ドイツ出身)は2011年にモト2タイトルを獲得し、2012年にホンダLCRからモトGP昇格した。
その後、ヤマハやアプリリアのマシンに乗り換え、2017年にホンダ機でSBK参戦をし、2018年からホンダのテストライダーを務めている。
★最近はTV解説も行っている。
★先日、ブラドルテストライダーが次のように話した。
【2023年から導入されている『スプリント』について、どう思う?】
「観てる分には凄く良いですよ…僕もアジア/オセアニアラウンドの時は、夜中に目覚ましをかけて観てたから。あれがもしFPセッションと予選だけなら、そこまでしないでしょ。
ただ、二輪レーサーとしては…意見はがらりと変わってしまいますけどね。」
【つまり…?】
「もう限界ギリギリって状況でしょ…特に導入したての頃は、けっこう厳しかったですよね。ただ、(運営側が)もっと面白くするには、土曜日にテコ入れする必要があると主張したんですよ。
選手からはけっこう批判が出てたんですけどね…実際、当初はケガ人が続出してたでしょ。でも、運営側が頑なに推し進めて…テストライダーを借り出して、頭数を揃えてたじゃないですか。
(選手側は)話し合って、異議申し立てを出したんですよ…序盤3戦で5名負傷者が出たんだから。でも、『モトGPは新たなファンを獲得しなければならない』と主張されて…結局、押し切られてしまったんです。
今は落ち着いてる風だけど、でも、それは選手側が上手いマネージメント方法を身につけただけのことでね。」
【選手のスケジュールって…どんな感じなの?】
「レースウィークエンドが終わったら、へとへとです。
例えば、気温15度のオーストラリアから、今度は飛行機で40度のタイに向かい…バニャイアやマルティンみたいなレベルで、あのミサイル機を操縦できるような状態にしなきゃならないんです。
レースウィークエンドはあまり眠れないのに、それでもベストコンディションを維持しなければならず…事故のリスクは常にありますからね。
トラックに出たら全てに気を配り、あらゆる記憶をかき集め…特にフロントタイヤには注意しないと。コーナー毎にフィードバックが異なり、それが状況によっても変わってしまうんだから。
そして、常に限界ギリギリの走りをしなければならないんです。10年前はエアロダイナミクス関連はそれほど重視されてなかったけど、今はそこが基本でしょ。
すぐ目の前に先行機がいたら、タイヤ圧が上がってしまい、マシンは操作不能になってしまうってことは絶対に忘れちゃいけないから。
選手は常に命をかけて走ってるんだってことを、僕らは忘れてしまいがちなんですよね。」
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
ブラドルってまだ34才か、もう少し上かと思っていた。
ホンダがなぜ来季もテストライダーとして継続させるのか分からない。
アレイシ、中上、ブラドル、より多くの感想が欲しいから?
GPのマシン850cc化で選手の身体の負担が減れば良いがな。
ドルナとは相当長い契約したから発言力は強い。
スプリントと決勝のポイントは分けてスプリントのチャンピオンとグランプリのチャンピオンにしてほしい
ブラドルの意見は真っ当だろうな
SBKとは身体の負担がまるで違うのだから
元に戻したほうがいい
仕事として毎週ごとに移動して週に4日間ぐらい300kmのスピード出して、土曜にスプリントして日曜に決勝レースって…バイク好きだけど、若くないと無理だな。。。
現にコレを導入した煽りでMoto3が結構な悪影響受けてるからなあ
個人的にはスプリントよりアジア・オセアニアの過密日程を改善しないと
誰にもプラスにならない
今年は開催中止も重なってサマーブレイクが長かったのだからスケジュール調整も可能
サッカー界も過密日程、年間試合数増で問題になってるけど、3週連続で長距離移動、レース開催は異常だよ