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『ペルナット:サプライズ選手は?アコスタは?日本メーカーについては?』
★カルロ・ペルナットはカピロッシやシモンチェッリなど有名選手のマネージャーを長年勤めてきたが、高齢による持病のため昨年はトニー・アルボリーノの、そして、今年はエネア・バスティアニーニの担当から退いた。
★先日、ペルナット氏が伊サイト『Mowmag.com』のインタビューで次のように話した。
[ 前半はこちら ]
【ドゥカティ以外のメーカーに希望はないの…?】
「いやいや…そう言うことはありませんよ。レースってのは、何が起きても不思議はないんだから。
例えば、アプリリア機なんか伸びてたし、去年より選手のレベルも上がってますからねぇ。あと、マッシモ・リヴォラ(アプリリアレーシングCEO)ってのは、ちょっとダッリーニャに似たタイプだと思うんですよ…まぁ、担当分野は違いますけどね。
しかも、アプリリアには去年の世界チャンピオンがいるんだし…ホルヘ・マルティンは(冬季テストで)ツイてなかったとは言え、やはり、別格ですからね。とにかく、No.1ライダーなんだから。
そりゃあ、シーズン序盤は大変でしょう…万全の状態ではないんだから…昨今、冬季テストは重要になってきてるんだから。とは言え、(マルティンは)優勝争いに加わってくると思いますよ。」
【サプライズ選手はいそう…?】
「まぁ、ここでディ・ジャンナントニオの名前を出せば、『そりゃあ、そうだろう』って感じになってしまうんでしょ…マルケスとペッコとディッジャの3人が、同じマシンに乗るわけだからね。
とは言え、ディッジャも不運なスタートを切ってしまったけどね。あと、アレックス・マルケスなんかも好結果を出せるかもねぇ…。
まぁ、大穴狙いって言うなら、私はマルコ・ベッツェッキに賭けるけどね。セパンもだけど、特にブリーラムでは一皮むけた選手って感じの目をしてたじゃないの。」
【ペドロ・アコスタについては?】
「アコスタについては、とりあえず保留ってことで…もちろん、破格選手だってことも問題点をカバーして走れる選手だってことも間違いないんだけどね。
ただ、KTMに関しては、(今後の方針が決まる)2月25日になってみないことには何とも言えないでしょ…さっきも言った通り、資金が投入されないことにはねぇ。
マシンに手を入れられなければ、選手だってたいしたことはできないんだから。」
【では、日本メーカー陣については?】
「どう言う話が聞きたいのかな?
まぁ、今後も日本メーカー同士の戦いになると思いますけどねぇ…とは言え、以前よりは(欧州メーカーに)迫ってきたけどね。
確かに、いくらか前進はしたでしょ…ヤマハなんか特にねぇ。ファビオ・クアルタラローのおかげもあるし、特にプラマックスタッフ陣のおかげでね…世界チャンピオンチームなんだから。トップ5入りだって可能なんじゃないの。
まぁ、今はその程度に留めておきますよ…上手く作業は進めていけるだろうが、とにかく、まだけっこう引き離されてるんだから。
ホンダもね、全体的にはいくらか改善されたようだが、ヤマハに比べると、道を決めかねてるように見えるんでね。選手陣の特性がけっこう違ってるってのも影響してるのかもねぇ。
今は明確なスタートラインを見定めなければならないわけだが、そう言うことが混乱の原因になっていくのかどうか…私には分かりませんからね。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
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>選手陣の特性がけっこう違ってるってのも影響
なるほどねー、言われてみてHONDAのチグハグ感が理解できました
DUCATIエンジンの考察も面白い
GP24改型を選んだ結果、25型は無駄な投資と思ったけど早々に見切り付ければ27年に向けて開発に全力を注げるか
まだGP24改でアドヴァンテージがあるうえ、実力のあるライダーを抱えてるわけやしね
YAMAHAが最新型、M1V、27年の開発と正直心配
ドゥカの24年型は最初期にチャタリングの問題が出た程度で終始圧倒的な戦闘力を見せてたしね
シンプルにドゥカは去年と同じって思っとけばヨシとして、大した伸びしろはないと思いたいですね。
むしろ天井が見えてるドゥカに、何処まで他メーカーが追い付いて行けるかが見どころか。日本勢に
とってはチャンスでしょ。テストで観た感じでは電制関係の特に足回りデバイスが相当仕上がって来て
控え目に見てもアプリ・KTM勢には劣らない位、日本勢は追い付いて来たのかなあと思ってます。それと
M1の電子ユニットが総てテールボックスに纏めたのは恐らくドゥカから来たバルトリーニ氏の提案と
推察するけども、可也特性が変わるんだなあと驚きました。