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『エスパルガロ:ムジェッロでマルティンがドゥカティに捨てられた日の話』
★2024年6月初め、イタリアGP終了直後、アプリリアファクトリーがホルヘ・マルティンと複数年契約を交わしたことを公表した。
★2025年2月末、アレイシ・エスパルガロ(2024年アプリリアファクトリー、2025年ホンダテストライダー)が、マルティン選手の移籍について語る映像がイタリア『SKY』で放映された。
(※同映像でエスパルガロ元選手はアプリリアのユニフォームを着ているので、昨年のインタビューであることが分かる。)
【イタリアGP直後、マルティン選手とアプリリアの契約締結が発表されたが…】
「夜8時頃、ホルヘが僕のモーターホームにやって来て…4時間ぐらい一緒に居ました。
ムジェッロ決勝の直後、アルベルト・ヴァレーラ(マルティン選手のマネージャー)が泣いてたんですよ…『どうしたの?』って訊いたら、『ドゥカティがマルク(マルケス)の方を選んだんだ…』って。
【しかし、当時、マルティン選手のドゥカティファクトリー昇格はほぼ確定していたはず…】
「ショックでしたよ…とにかく、夜8時頃、ホルヘが僕のモーターホームにやって来て、話をしたり、TVを観たり、ちょっと考えてみたりして…。
悲しいとかムカつくとか、そう言う感じはなかったですね…ちょっと立ち止まってみてるとでも言うか…僕に向かって、『人生って、こんなもんだよねぇ…いずれ、別のマシンでギッタギタにしてやるよ』とか、なんかそんなことを言ってました。
(マルティンは)自分が思っていたほど、ドゥカティファクトリーに相応しい選手ではなかったんだって思ってしまったようで…それで、『これからどうするつもり?』って訊いてみたんですよ。
そうしたら、『アプリリアとKTMのどちらかに決めなきゃ…』って言われたんで…」
【アプリリア選手の貴方としては…?】
「すぐにリヴォラ(※アプリリアレーシングCEO)に電話しましたよ…『チャンスを逃さないよう、すぐに何か手を打った方が良い!』って伝えました。
アプリリアは速攻で契約書の用意をした方が良いでしょ…KTMが物凄いオファーを出してくるかもしれないんだし、ホルヘが気の迷いから『F1に移籍したい!』なんて言い出したら、もう手を打つ暇なんてないんだから。」
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
なんか、この元インタビュー記事は、めっちゃ端折ってるんだろうなぁ。
そんな簡単な話じゃなかったろうにね。
現在は最大限の努力と結果を残していても、必ずしも自分の思う様には成らない。悲しいよなぁ~ タラレバになっちゃうが、マルクにも最新型機でニューマテリアルも提供した三つ巴でレースしていた方が観る者にも判り易かったとは思う。(このテスト期間でどれだけGP24にアドバンテージがあったかはAマルを観れば判る)それでチャンピオン️ならもう誰にも文句は言わせない。今年の予想を各海外誌で見ても、バニャイアでは無くマルクが1番多い。3人が同じマシンでも皆の下馬評はマルクだと思う、データで違いが出ている。
ドゥカティがまだ挑戦者の立場な頃だったら、問題無くホルへが選ばれてたんじゃないかな。
チャンピオンメーカーになって、知らず知らずのうちにマインドが体制的になってるんだろう。結局はマルク・マルケスという「ブランド」を選んだわけだ。
実力を伴ったブランドではあるが
「まぁ、マルケスもすべてを捨てて、このウェーブに賭けてきた訳でねぇ」ってペルナット爺なら言いそうだw
にしても神はマルティンに試練を与えすぎだとも思うな。
もう来季に向けての目線にしたほうが良いのかもしれない。
Apriliaからしたらビッグチャンスではあるんだけど
マルティンからしたらアレイシのこれはキャリアに大きな影響だったよねえ
この時点ではチャンピオンにはなってなかったんだし
既にチャンピオンならロッシみたいに自分の力を示すための移籍になるけどさ
チャンピオンを狙うならプラマックあるいは別のチームでもDUCATI残留が現状マストの環境なんだから
肝心のアレイシが熱心にスカウトしたのにHONDAに旅立っちゃうのも…ねえ(笑)
ホルヘが気の迷いから『F1に移籍したい!』なんて言い出すことはないと思うけど
ヤマハっていう選択肢は無かったのかな?