
『マルケス:ドゥカティ機とヤマハ機の違いは?』
★5月10日(土)、フランスGPのモトGPクラスでマルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)が、予選2位、スプリント首位だった。
★ここまでの6GPでスプリント全勝している。
★スプリント後、マルク選手がイタリア『SKY』で次のように話した。
【今回のスプリントについては?】
「ファビオ・クアルタラローが序盤で超速だろうと、予想はしてました…FPセッションでも走り出した途端に速かったんで。
僕は苦労してたけど、タイヤがタレてきたら僕の強みが発揮できるって分かってました。今日は待ちの姿勢で行ったんですよ…ヘレスでは新タイヤでミスっちゃったから。」
【ドゥカティとヤマハでは、マシンはどう違うの?】
「昔からヤマハ機は旋回が絶好調だけど、ピックアップや加速に関してはうちのマシンの方が強いですね。
完璧なマシンなんてあり得ないけど、ここでのドゥカティ機はパーフェクトで凄く良いんですよ。でも、常にどこかのメーカー機の力が上がったり下がったりするもんだから。
ヤマハ機は、あの旋回ですからね…リアタイヤの消耗が激しいんですよね。」
【ドゥカティ機の新フレームはどんな感じ?】
「レースで使ってみたところ、フィーリングは変わらず、かなり似た感じでした。
ヘレスではけっこうな違いがあったんですけどね…とにかく、ドゥカティ側からは『この方向に進めば、将来的に余力が出てくるから』と言われてます。
僕はあまり違いを感じないけど、シルヴァーストンでならどうなるか…とにかく、長距離レースで様子を見てみないとね。変わることもあるから。
これまでのレースみたいに、弟が大接近してきてたけど…フェルミン(アルデゲル)も2024年機で速かったじゃないですか。
ほんのちょっとの違いなんですよねぇ…このベースを維持していかないと。良いベースなんですからね。」
(参照サイト:『Moto.it』)
BSタイヤの強力なエッジグリップとグリップ低下が穏やかな特性をフルに活かして黄金期を築いたヤマハですが、MIタイヤでの最適解は未だ見つからず、という感じですね。
エンジン性能で不利な以上コーナリングで頑張るしか無いので出来る事は限られているのでしょうか。
転機になるのはV4エンジンなのか、PIタイヤなのか…。
小さいけど、大きな差が有るんですね。
一步ずつ頑張れYAMAHA!