
『ロレンソ語り尽くす:一番手強かったのはシモンチェッリで…マリオカートのゴリラみたいだった』
★7月末、ホルヘ・ロレンソ(38才、モトGPタイトル3回獲得)が、アンドレア・ミーニョ(29才、元プロレーサー、現ロッシ陣営のモト3コーチ)のポッドキャスト『MIG babol』で次のように話した。
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【現役時代、ターニングポイントはどの辺だったの?】
「2005年だね…それまでの僕はシュワンツみたいな感じで、とにかく、レースで優勝することばかり考えてたんだ。
タイトルを取ろうと思ったら、驚異の追い上げとか、レースを面白くすることなんか考えず、甘んじながらも上手くコントロールする必要がある…なんて気づきもしなかったんでね。
あと、最初のマネージャーを替えた時もターニングポイントだったね。ゼッケンも『48』から『99』に替えたしね。『99』にしたのは、同じゼッケンのサッカー選手がいたからで…まぁ、アントニオ・カッサーノの影響なんだろうな。」
【一番手強いライバルは誰だったの?】
「シッチかなぁ…マリオカートに出てくるゴリラみたいだったんだよねぇ(※故マルコ・シモンチェッリのこと)。
物凄い選手だったよ…まぁ、当時はあまり良い関係ではなかったけどね。けっこうアグレッシブなタイプだったし、こっちはかなりクリーンな操縦をするようになってたから。
でも、正直な話、もっと人間的に深く知り合いたかったと思うよ。ただ、ライバルとして戦ってる時はねぇ…なかなかそうは行かないもんでしょ。
多分、トラックの外では、真っ正直なタイプだったと思うんだよねぇ。」
【子供の頃、憧れてた選手は…?】
「横柄なタイプの選手だったね…例えば、カール・フォガティとか。特に、あの黒いマシンに乗ったマックス・ビアッジなんかカッコ良かったなぁ。
いつもビアッジの真似をしてたんだよ…かなり影響受けたんだよねぇ。一番記憶に残ってるのは1995年のインドネシア戦で…実は、500ccより250ccクラスの方を熱心に観てたんだ。
500ccの方にはスペイン人のクリヴィレーとか出てたんだけどね。」
[ 完結編に続く ]
(参照サイト:『Mowmag.com』)