MotoGP

ロレンソ語り尽くす:ペドロサ、ストーナー、ロッシ、マルケスについて

『ロレンソ語り尽くす:ペドロサ、ストーナー、ロッシ、マルケスについて』

★7月末、ホルヘ・ロレンソ(38才、モトGPタイトル3回獲得)が、アンドレア・ミーニョ(29才、元プロレーサー、現ロッシ陣営のモト3コーチ)のポッドキャスト『MIG babol』で次のように話した。

【現役時代の話をしてくれる?】
「僕の現役時代は二輪レースの黄金期で、僕は最強選手全員を倒すことができたね…まぁ、だからと言って、僕が最強中の最強ってわけじゃないけど。
とにかく、世界選手権で全員を負かしたし、それが出来たのは僕だけだったでしょ。」

【多くのライバルがいたが…例えば、ダニ・ペドロサはどう言う点が強かったの?】
「感覚が非常に鋭く、クリーンな走りで…彼は本当に称賛すべきライダーだよ。体重50kgであの身長の選手が、モトGP機であんな走りをするんだから…あれは驚異だったねぇ。
ただ、あの体格のせいで、ブレーキングはかなり弱かったけどね。」

【では、ケーシー・ストーナーは?】
「とにかく、本能で走ってるって感じで…コースの限界点を一瞬で把握するんだよ。彼の場合は、練習走行なしのレースぶっつけ本番でも可能だったでしょう。信じられないような走りだったよ。」

【ヴァレンティーノ・ロッシについては?】
「チームメイトだったから、テンションマックスでねぇ…2人とも戦闘力が超高かったから、まさに1つの群れにボスザルが2匹いるって感じだった。
2人ともプライドが高かたからねぇ…どちらも『自分が一番だ!』って思ってたし。どちらも引かないもんだから、大変で…とにかく、同じチームで同じマシンに乗ってるんだから、勝った方が一番なわけでしょ。
その後、ロッシがドゥカティに移籍し…もっと後には僕もドゥカティに移り…そうしたら、2人の関係が良くなっていったんだよ。距離ができるほどに、関係は強くなっていったんだ。」

【2009年のバルセロナ対決については?】
「あれについては、ロッシがきちんと話してたでしょ。まさに、あんな感じで…僕がバカ正直だったんだよね。
まぁ、とにかく、お互い引退したんで、もう一番争いをする必要がなくなったわけで…良い友達になったとまでは言わないけど、関係は良好だよ。『ランチ(ロッシ私設コース)』にも招待してもらい、すごい楽しかったし。
マシンを1台用意してくれて…トレーニングとかなかったし、けっこうトリッキーなコースだったから大変だったけどね。でも、楽しいかどうかが重要なわけで…僕はね、楽しかったんだよ。」

【マルク・マルケスのことは、どう思う?】
「今年のタイトル獲得は、決まったも同然だろうね…あのトロフィーに加えるネームプレートも、もう用意して良いんじゃないの。
天性の才能の持ち主だし、身体トレーニングも物凄いから強靭でしょ。反射神経なんて驚異的だし、あと、ケガに対する恐怖心が少ないんだよ。他の誰と比べても凄いよね…最強だよ。特に左折コーナーがねぇ…あれって容易じゃないから。
マルケスの弱点こそが、マルケスをここまで強くしたって感じで…とにかく、恐いもの知らずなんだ。以前はミスもし、そのせいで何かを失ったんだろうけどね。
とにかく、よほどのアクシデントでもない限り、今年のタイトルは決まりでしょ。」

[ 中編に続く ]

(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram

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