
『ペルナット見解:ヤマハはV4エンジンに本腰を入れるべき、ホンダはドゥカティとの差が大きすぎ』
★8月15〜17日、オーストリアGPがレッドブル・リンク(サーキット)で行われた。
★元敏腕マネージャーのカルロ・ペルナット(※肺気腫を患い、ほぼ引退状態)が、同GPについて次のように話した。
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【アプリリアについては?】
「今日はマルケスに良いライバルが何名かいたが…まぁ、マルコ・ベッツェッキについては、もうサプライズって感じではないね。
この数ヶ月、ホルヘ・マルティンが不在なうえに色々とゴタゴタしてしまってたが…ベッツェッキがチームを背負って頑張ってたでしょ。かなり成長したと思うよ。
強いし、恐いもの知らずで…あのマルケスを2度も抜いてたじゃないかい。恐いもの知らずなおかげで、なかなか良いライバルになってるのでしょう…マルケスからも、けっこう評価されてるようだからねぇ。
弟マルケスの方も良かったんじゃないかい…転倒で指をけがして2レースほど大人しかったが、戦闘力が戻ってきてるようじゃないかい。まさに実力2位って感じでね…まぁ、LLPは残念だったがね。」
【日本メーカーについては…】
「ヤマハもホンダも、いまだ苦戦してるねぇ…コンセッション(優遇措置)もあり、投資もされているが、道は遠いって様子だろう。
ヤマハの方は近づいてきてるようだが、今回の様な『ストップ&ゴー』コースだとねぇ…並列4気筒エンジンはもう無理だろう。
新V4エンジンについて、いよいよ本腰を入れる時が来たんじゃないのかい…今のエンジンに未来はないんだし、そう言う不安定な状態はストレスを生むものだからね。
ホンダの方はザルコとミールでもって、然るべきことをしているようだが…ただ、ドゥカティとの差が相変わらず大きいんですよ。
今回の決勝なんか、力の差が明白だったじゃないか…ドゥカティ勢が前に出て、アプリリアが絶賛成長中って感じでね。アプリリアはマルティンの復活待ちだが、あまり焦らないことだね。
あと、KTMも控えてるんだし…次のハンガリーは初サーキットで、誰も経験がないわけだから…なかなか面白いことになるんじゃないかい。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Gpone』)