
『ミール:ホンダ機は小さく前進してるが、決定的な前進はまだ』
★8月15〜17日、オーストリアGPが行われ、モトGPクラスのジョアン・ミール(ホンダファクトリー)が予選10位、スプリント13位、決勝6位だった。現在、総合18位(−376ポイント)。
★決勝後、ミール選手が次のように話した。
【今回の決勝については?】
「110%の力を出し切りました。正直な気持ちとしては、満足してます…多分、僕にとっては、これぐらいが現実的な順位なんじゃないかと思うんで。
FPや予選でもそんな感じだったんで、思い通りの操縦ができたら、これぐらいの順位が可能だと言うことでしょう。
ただ、これ以上のことは無理でした…懸命に戦ったけど、うちの限界点が見えてたんで。とは言え、全体的に見れば、今回のリザルトは満足して良いものでしょう。」
【ビンダー選手がバニャイア選手を抜いた後、貴方はビンダー選手のことを『俺にぶつけるなよ!』と言う感じで見ていたが…】
「そうですね(笑)…僕を抜いた後のブラッドが、本当に限界ぎりぎりって感じだったんですよ。難しいオーバーテイクだったし、KTM機はとにかく速いから。
しかも、(ビンダーが)コーナーに差し掛かった時のマシンの倒し方がねぇ…僕のハンドルに当たりそうな感じだったんで、とりあえず警告の意味でね。その時は、『とにかく完走しなければ』って気持ちだったんで。
でも、その後も(ビンダーは)アグレッシブだったんですよ。ペッコ(バニャイア)にも同じようなことをしていて…このトラックで、あのエンジンだと、ああ言うことが出来ちゃうんでしょうねぇ。
ペッコが苦戦してるようだったんで、僕の方はスムーズに抜くようにしました…あの段階では、僕の方が速かったんで。楽しかったですけどね。」
【ホンダ機は正しい方向に進んでいると思う?】
「まだ何とも言えません…改善されてきてるのは確かですけどね。今年初めは改善されたって感じだったけど、シーズンが始まってからはそうでもないでしょ。
今あるパッケージで、可能なことをやったわけで…ただ、他のメーカーも改善されてますからね。KTM機なんか良くなってるし、アプリリア機もシーズン初めは道に迷ってたのに、今は高い戦闘力で常に上位にいるでしょ。
うちは改善はされてきてるけど、まだ十分ではないんですよ…小さな前進を続けていて、他のメーカーに比べ、決定的な前進には至ってないんです。他メーカーの方が早く改善されてきてるんですよね。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
小さく少しずつ改善するホンダ。
レギュレーションが変わる迄に速い
ホンダに戻れるかが課題。
ミルはようやく本来の走りを取り戻した感じ。
持ってる能力は決して悪くないと信じてるから頑張って欲しい!