
『ダッリーニャ:まぁ、マルケスをドゥカティ陣営に入れたのは、うちではなくグレジーニだから…』
★9月26〜28日、日本GPが行われ、モトGPクラスのマルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)が予選3位、スプリント2位、決勝2位だった。
★今シーズンここまで苦戦し続けてきたチームメイトのフランチェスコ・バニャイアは、予選/スプリント/決勝すべて首位だった。
★決勝後、ドゥカティのジジ・ダッリーニャ(ゼネラルディレクター)が、イタリア『SKY』で次のように話した。
【今回の日曜決勝については?】
「長く記憶に残るような、特別な3日間でした。まぁ、マルク・マルケスを(ドゥカティ選手に)選んだのは、うちではなくグレジーニなんですが…。
彼らは共に素晴らしいシーズンを送り、そうした中から(マルケスを)ファクトリー昇格させようと言う決断に至ったわけで…可能な限り、最善の選択をしたと言うことでしょうね。」
【一方、バニャイア選手のマシンから上がっていた白煙については…?】
「マシンに何が起き得るか…我々の方では100%把握していたので、完走できるだろうと確信してました。でなければ、我々の方でペッコをリタイアさせてましたよ。
当然のことながら、マシンから煙が上がるなんて喜ばしいことではないが…マフラーに混入するオイルの量は限られていると分かってましたからね。」
【貴方がドゥカティに加入して11年経つが、一番重要な時期はいつ頃だったの?】
「第一号機を…GP15機を誕生させた時ですね。あれにより、ドゥカティの技術が飛躍的に伸びました。それ以降の制作に向け、それが基盤になってくれたんです。」
【バニャイア選手が復活したようだが…マシンのどの辺りを変えたの?】
「それを知ることよりも、選手をいかに速く走らせるかが重要なのであって…それまでのマシンと大差ないんですよ。組み合わせを変えられるような物であってね。
選手の好みに合わせ、加えたり取り除いたりが可能な物と言うのがあるんです。」
【タイトル獲得後のマルケス選手の第一声が、『これで穏やかな気持になれる』だったが…】
「皆、穏やかな気持になったと言えるでしょうね…この数ヶ月、皆、ペッコの件に悩んできたわけだから。
また、優勝できるようになってくれて…我々も自分自身に対して安らかな気持ちになりましたよ。」
(参照サイト:『Moto.it』)
ジジさん、終わったからそんな余裕かましていられるけど、そんなに余裕があるようには見えなかったけどな。祈るように見つめていた。内心ヤバ、どうしよう?と思っていたのではないかな。
勿論テレメトリーは見ていたと思うけど。
いや、めっちゃ焦ってたやん!と思ったけど、もしかしたらオイル吹いて走ってたらブロー前にオフィシャルに止められるかも?って焦りの方だったのかな?
しかしこれからはタイトル関係なしの勝ちに来るレースが続くわけだ…早期タイトル確定の副産物だな♪
万が一があるからなー
マルケスはバニャイアが視界に入る位置にいたから、
必要以上に近付かずに、事態が悪化した場合の対処を考えながら走っていたと思う。
最悪、エンジンブローでペッコ、リタイア。そのオイルに乗ってマルクも転倒、なんてことにもなり得たからねぇ。
もし、そうなってたら目も当てられんかったわな。
勝てば官軍と昔の日本人は言ったものですが、ジジさんの発言も含め、全てが名言に聞こえてしまう。 昨年、マルティンではなく、マルクをファクトリーライダーに選んだのが正解だったのか?については、もはや議論にもならないですね。
ジジさんはペッコを少し見限っているのでは?と心配してましたが、今日のレース中の顔を見ていると、あ、違う!と安心しました。 ドゥカティファクトリーチーム全員にとって素晴らしい日になりましたね。