
『ミール、もてぎ初表彰台について:燃え尽き症候群に何度もなったけど、1つ締めくくれた!』』
★10月3〜5日、インドネシアGPが行われ、モトGPクラスのジョアン・ミール(ホンダファクトリー)が予選12位、スプリント5位、決勝はリタイアした。現在、総合15位(−468ポイント)。
★最近、ホンダファクトリー選手の調子が上がってきており、9月末の日本GPではミール選手がホンダ機での初表彰台を獲得した(決勝3位)。
★ミール選手が、10月4日付けの西サイト『AS』で次のように話した。
【2023年にホンダ機で参戦を始め、先の日本GPで悲願の初表彰台を獲得し…】
「ある意味、あの表彰台のおかげで、ずっと宙ぶらりんになっていたことを1つ締めくくれたって感じです。」
【ちょうど元チームメイトのマルク・マルケスも、ドゥカティ機で初タイトルを獲得していたが…】
「僕らはマルクから大きな影響を受けましたねぇ。」
【そのマルク選手も引退を考えていたことがあるそうで…】
「僕も、かなり真剣に考えてました…ここ数年、僕は小さなケガが多かったんで。数え切れないほどで…特に精神的なダメージが大きかったんです。」
【2022年末にスズキがモトGP撤退したため、貴方はホンダファクトリーに移籍したが…】
「厄介なことに挑戦するのは好きな方だけど、この3年間、こう言う風になるとは思ってもいませんでした。よもや、こう言う経験をするとはねぇ…分かってたら、(ホンダ加入は)もっと考えたでしょうね。
でも、途中でやめたりせず…それが目標だったんで。結局、一人の人間が精神的にどれだけ強くなれるのか実感できました。過酷でしたけどね。
いわゆる燃え尽き症候群ってやつを、何度か経験して…あれを乗り越えられたなんて、本当に良かったですよ。」
【自力で克服したの…?】
「自力では無理ですよ…専門家の力を借りました。でも、彼らはマシンを速く走らせてはくれないでしょ…困難を乗り越えるための方法を教えてくれて、助けてはくれるけど。
あと、ピットボックス内のスタッフとか僕の家族にも支えてもらい…そうした中で、子供が生まれたんですよ。まぁ、一回のインタビューでは語りきれないですよねぇ。」
【貴方はけっこう不運にも見舞われてきたが…】
「最近だと、サンマリノGPでしょうね。金曜セッションではマシンの戦闘力も高かったのに転倒してしまい、予選2へは直行できたけど…土曜の朝に目が覚めたら、むち打ち症で嘔吐が酷く…結局、スプリントは棄権してしまいました。
でも、理学療法士にがっちり癒やしてもらって、日曜決勝に出たら、第1ラップで下降デバイスがロックし…転倒してしまったんですよ。
そうなると、次は会見でまた好リザルトを取れなかった言い訳をしなければならず…本当に嫌なんですよねぇ。」
【貴方は2020年に、スズキ機でタイトルを獲得したチャンピオンライダーなのに…】
「ホンダでこう言うことになるとは思ってませんでした。それは認めます…こんなに長く、表彰台に上がれないなんてねぇ。
チャンピオンライダーだって面を活かすどころか、好リザルトを出せずに信用失墜させてしまい…ただ、けっこう僕自身のせいじゃないことも多いんですよね。」
【しかし、遂にホンダ機での初表彰台を獲得した…】
「いまだこうしてホンダで頑張っているのは、アルベルト・プーチのおかげです…それは確かなんで。プーチが居なかったら、ここまで頑張れなかったでしょうね。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『AS』)
(Photo:Instagram)
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