
『クアルタラロー:今回のリンスの操縦には驚いた…』』
★10月3〜5日、インドネシアGPが行われ、モトGPクラスのファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)が予選8位、スプリントはリタイア、決勝7位だった。現在、総合9位(−387ポイント)。
★決勝後、クアルタラロー選手が次のように話した。
【今回の決勝については?】
「他の選手らのマフラーにやられてしまい、首が焼けるみたいな感じで…今は凄く熱いです。
そのうえ、タイヤ選択はフロントハードとリアソフトにするしかなかったんですよ…それ以外で感触の良いのがなかったんで。
リアタイヤのコントロールが大変でキツかったです…オーバーテイクを仕掛けられる状態じゃなかったんで、特にコーナー立ち上がりで逃げられてしまって。
でも、良い操縦はできましたよ…リアを賢くコントロールしてたんで。」
【今週末については?】
「全体的に、変な感じでした…でも、まぁ、皆、グリッド上位の選手らが順位をキープできてるようだったんで、それほど変ではなかったんだろうけど。
個人的には、こんなに表彰台に迫って行けるとは思ってませんでした…確か、3位との差が4秒切ってたでしょ。」
【序盤はアレックス・マルケスと競り合っていたが…】
「喰い付いて2〜3周走ってみたけど、どうしても抜けなかったんですよ。リアタイヤの消耗が激しく、温存してたんです…完走できないかもって心配だったんで。
でも、ラスト7周ってとこで、(弟マルケスが)まだ2位に就いてたんで、ちょっと慎重すぎたかもって後悔しました。まぁ、タイヤはKOしてたんですけどね。」
【しかし、今回は貴方もチームメイトのアレックス・リンスも好調で…】
「多分、ここのコースのお陰でしょうね。フェルナンデスとマリーニが膨らんだ時、リンスがサッと抜いてたじゃないですか。あと、アコスタのことも抜いてたし…ただ、(ヤマハ機は)ポテンシャルのレベルが違うから。
とは言え、今週末のリンスの操縦には驚きましたよ…しかも、僕の方は感触が悪かったのに、リンスの戦闘力は本当に高かったでしょ。僕も嬉しいですよ…どの辺が改善されたのか、データを見ることができたんで。」
【残りレースに向けては?】
「オーストラリアやマレーシアで、他のヤマハ選手らがどんな挙動になるか…けっこう興味があります。
今回、僕はフロントにハードタイヤしか使えず…でも、僕以外は誰も選んでなかったんですよ。リアソフトだって他に2人ぐらいしかいなかったし…変でしょ。
まぁ、それなりに上手くはいったけど…でも、ベストな週末ってわけでもないですね。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)