MotoGP

フェルナンデス初優勝『モトGPに昇格してから、ずっと楽しくなかった…』

『フェルナンデス初優勝:モトGPに昇格してから、ずっと楽しくなかった…』

★10月17〜19日、オーストラリアGPが行われ、モトGPクラスのラウル・フェルナンデス(アプリリアTrackhouse)が予選4位、スプリント2位、決勝首位だった。現在、総合10位(−399ポイント)。

★2022年にKTMプライベーターからモトGP昇格し、2023年よりアプリリアプライベーターから参戦している。
モトGPクラス決勝は今回が初優勝で、しかも初表彰台だった。なお、Trackhouseチームにとっても初優勝の初表彰台である。

★決勝後、フェルナンデス選手がスペイン『DAZN』で次のように話した。

【モトGPクラスでの初優勝を獲得し…】
「まだ信じられません…本当に長いレースだったけど、プランははっきりしてました。
勝てるとは思ってなかったですけどね…多少運が良ければ、表彰台争いができるかなぁ〜と。
チームと家族に感謝してます…ここに至るまで長い時間がかかっていて、良い時もあれば、辛い時もあったんで。
今シーズン中、個人的なことなんだけど、すごく嫌なことがあって…でも、家族のおかげで乗り越えられました。」

【最後に優勝したのは、2021年のモト2クラスだったが…】
「フィリップアイランド優勝なんて、選手なら誰だって夢見ることでしょう。自分の戦闘力がこんなに高かったのは、何年ぶりのことか…。
何周回目なのかは気にしないようにして、各セクターを上手く走りきり、できるだけコンスタントに努めてました。
まぁ、ラスト3〜4周は3秒引き離してたんで、焦ってミスしないようマネージメントすることにしたんですけどね。」

【トップを独走中、どんな心境だったの?】
「ある周回だけ左腕にすごい痛みが出て、ザワッとしてました…ちょっと辛かったんですよ。
ティアオフシールドを外したら、ハンドルを握れなくなってしまい…片手でブレーキをかけながら、ハンドルを握れるよう頑張ってました。
0.3秒ロスしてることが分かった時は、息を吸って落ち着くようにして…。アレックス(マルケス)にはそれほど接近されなかったけど、ディッジャの方が心配で…迫ってきてたじゃないですか。
でも、3秒引き離してたんで、こっちのタイヤが急激にタレない限り、なかなか追いついてはこれないだろうと思ってました。」

【2022年にモトGP昇格し、ここまで大変だった?】
「もう辞めてしまおうかとか、そう言うのはないんですが…ただ、ハッピーかどうかって問題があって…ずっと楽しくなかったんですよ。
チームのこと、チーフメカニックのこと、僕の家族のこととか…人間的な面が関わってくるわけで…。
ヘレス戦の後、ちょっとキツい時期があったんですよ…。テスト前にチーフメカニックや専属トレーナーと一緒にピッツァを食べに行き、「明日、色々と変更が加わるならOKだけど、そうじゃないなら解決策を見つけないと…僕は満足できないんだ」なんて言ったりしてね。」

(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

POSTED COMMENT

  1. 鯖通り より:

    やはりあのジェスチャーは腕の異常を感じてのものだったんですね。
    モト2でのガードナーとの確執、モトGPに上がってもKTMで大苦戦から1年で放出されアプリリアでも苦闘…と中々波乱のキャリアを歩んでますから感慨もひとしおだった事でしょう。

    アルデゲル、ラウルとヤングパワーが台頭してきましたので
    そろそろアコスタ初勝利を見たいものです(本人も内心穏やかでは無いでしょう…)。
    そして小椋選手も来季の飛躍に向けて良い感覚を掴んで欲しいですね。

  2. 851 より:

    小椋藍の直近のライバルとはいえ、ラウルのここ最近の覚醒は見ていてわくわくしますね。
    小椋にもいい形でシーズンを終えてほしいのですが、やっぱり悩んだら長いタイプなんでしょうか。

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