
『ディ・ジャンナントニオ:今回探り当てたフロントエンドを最終戦まで見つけていきたい!』
★10月17〜19日、オーストラリアGPが行われ、モトGPクラスのファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティVR46)が予選10位、スプリント5位、決勝2位だった。
★2023年シーズン終盤のオーストラリアGP決勝では初表彰台(3位)を獲得し、失いかけていた翌年シートを確保するきっかけとなった。
なお、総合順位は2022年は20位、2023年は12位、2024年は10位だった。今年は、現在、総合6位(−329ポイント)に就いている。
★今回の決勝後、ディ・ジャンナントニオ選手がイタリア『SKY』で次のように話した。
【今週末については?】
「予選10位って言うのが難でしたねぇ…しかも、熱まで出てしまって。でも、とにかく、プッシュしなければならなかったんですよ。
スタートは上手くいったけど、先に進むほどに追い上げが難しくなってしまい…アコスタに抜き返されるとは思ってもいませんでした。
ペースは良かったんで、予選が悔やまれます。でも、満足はしてますよ…オーバーテイク三昧で表彰台に上がるのって格別だから。
たまに、自分らではどうにもできないようなことって起きるじゃないですか…トラックに出ても、プッシュできないとかね。
世間からは、あまり意識されないことだけど…僕らも生身の人間ですからね。時には、問題をカバーするのにスピードを落とすこともあるわけで…分かりにくい時もあるけれど、でも、トラックに出ても速く走るのが難しい時もあるんですよ。」
【予選で、もう少し速く走れてたら…】
「残念ですよねぇ…もうちょっと前方スタートだったら、(優勝の)チャンスがあっただろうに…。
可能性はあったでしょ…ラウル(フェルナンデス)の調子はちょっと落ちてたんだから。でも、グリッド10位スタートで優勝するのは難しいですよねぇ。
とにかく、満足してます…次につなげていきますよ。」
【技術面については…?】
「今回探り当てたようなフロントエンドを、最終戦まで毎回見つけられると良いんですけどねぇ。マシンにはいくつか変更が加えられるもので…でも、速く走るには、そこが鍵になるんで。
フロントのフィードバックを得る度に、飛躍的に改善していけるんですよねぇ。毎回、あらゆるコンディションが変わってしまうでしょ…でも、今回みたいなフロントエンドを維持できるよう、チームと作業していかないと。
これぐらい速く走ろうと思ったら、感触が良くないとね。それがイマイチで速いライダーなんて、存在しないから。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Twitter Instagram)
デッジャのそのフォロントエンドのセッテイングデータというのはペッコ陣営も見ることができるんだよね。
なんとかペッコ復調の手助けになってくれればと思うんだけどなぁ。
ディッジャも今回は24年型のエアロを使ってたみたいだけど、実際どれだけ変わるものなんだろうか?