
『ウッチョ:モルビデッリvsディ・ジャンナントニオ対立は、どう対応するの?』
★10月17〜19日、オーストラリアGPが行われ、モトGPクラスのファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティVR46)が予選10位、スプリント5位、決勝2位だった。現在、総合6位(−329ポイント)。
★チームメイトのフランコ・モルビデッリは予選17位、スプリント15位、決勝15位だった。現在、総合7位(−337ポイント)。
★インドネシアGP決勝後、ディッジャ選手はモルビデッリ選手の操縦について不満を述べていた。
★最近、ドゥカティVR46のアレッシオ・サルッチ(チームプリンシパル、通称ウッチョ)が、次のように話した。
【ディッジャとモルビデッリと言うのは、かなり対照的なタイプなの?】
「ファビオは穏やかで冷静なタイプですね…聞き分けも良いし。(チーム内で)会話が多いのは彼の方です。
フランコは、もう少し『タフガイ』タイプと言うか、血気盛んと言うか…僕は好きなんですけどねぇ。なにか言うべき時は、面と向かって言うタイプですよ。
どちらの選手に対しても兄貴的な立ち位置で接してるけど、2人ともナイスガイですよ。タイプの違う選手が2人いると、チームの価値も上がるってもんで…うちの方でもバランスを取りながら、成長できるよう努めてますよ。
皆、情熱的ですからねぇ…馬鹿な話かもしれないが、時には買ってでも苦労したりするもんでしょ。なんでも経験だから…とにかく、なんら不足はありませんよ。良いコンビですからね。」
【セミファクトリーチームとしてドゥカティのサポートを受けているが…今までと、どう違うの?】
「けっこう違いますよ…適材適所のエンジニア陣を派遣してもらってますからね。
ファビオ側はファクトリーパッケージなんで、本当に物凄いですよ…2台ともファクトリーレベルが維持され、然るべき時期に然るべき物が届くんでね。まさにセミファクトリーって感じですよ。
変な話だけど、昔に戻ったみたいでねぇ。」
【ヴァレンティーノ・ロッシがファクトリーチームから参戦していた頃に?】
「ヴァレと一緒の時、ずっとファクトリーチームの現実を目の当たりにしてきたんでね…とにかく、試さなければならない物が投入されてくるんだから。
当時、ヴァレとチームが交わしていたディスカッションを、今、我々がやってるわけでね。」
【モルビデッリ選手の側は…?】
「こう言う状況なんでね…やっぱり、恩恵を受けてますよ。2024年の型落ち機だけど、故障すれば、直ぐに交換パーツが届けられるしねぇ。
こう言う立場だと、(メーカー側から)そう言わされるってこともあるだろうけど…そう言うんじゃないんですよ。ドゥカティとは実に上手く行ってるんでね。皆、本当にきちんとしてるから。」
[ 中編に続く ]

(参照サイト:『Motosprint』)
(Photo:Instagram)
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