『ミール指摘:リアを改善すれば、2026年に向けてホンダ機の戦闘力を上げられる!』
★10月24〜26日、マレーシアGPが行われ、モトGPクラスのジョアン・ミール(ホンダファクトリー)が予選7位、スプリントはリタイア、決勝3位だった。現在、総合15位(−452ポイント)。
★決勝では第10ラップから4位を守り続け、フランチェスコ・バニャイアのリタイアにより表彰台を獲得した。ホンダ機での2回目の表彰台である。
土曜スプリントも好調だったが、第5ラップで4位走行中に転倒してしまった。
★決勝後、ミール選手がイタリア『SKY』で次のように話した。
【モト3クラスの追突事故については…】
「ああ言う事故を見てしまうと、ライダースーツを着てトラックに出るのはキツいもので…。
僕らは生身の人間なんだから…皆、今日は大変だったと思います。でも、(両選手とも命に別状はないと言う)朗報が届いたので良かったですよ。2人とも、大丈夫だと良いんですが。」
【今年2回目の決勝表彰台を獲得し…】
「とても難しいレースで…コントロール三昧でした。タイヤ消耗が激しいことは覚悟してたんですが、とにかく、コントロールが必要で…。
今週末はずっとフロントの感触が良く、ハードブレーキングもコーナー進入も楽にできてたんですよ。おかげで、レースでは助かりました…グリップ不足で、リアタイヤなんかスタート直後から温存しまくってたんで。
上手くいってくれてねぇ。ペッコ(バニャイア)の調子が落ちてきた辺りから、こっちは追い上げを始め…(バニャイアが普通に走っていたら)追いつけたかどうかは分かりません。
ペッコには申し訳ないけど、表彰台に上がれたことは嬉しく思ってます。」
【現在のホンダ機は基本的に暴れ気味で、ハードブレーキングの際にリアが持ち上がってしまうこともあるそうで…】
「手を入れていかないとね。このマシンは常にそう言うスタイルと言うか…そう言うDNAをずっと保持してるんですよ。でも、最近のモトGP機の場合、もうちょっと違うことが求められるんですよね。
全周回でそう言う走りだと、すぐにミスしてしまうじゃないですか…僕なんか、ミスだらけでね。リアエンドを改善する必要があるんですよ…フロントより、もっとリアでマシンを止めれるようにしないと。」
【つまり、リアエンドを改良してブレーキングを容易にし、コーナー旋回や立ち上がりで稼げるようにしたい…?】
「現在のコーナー進入をキープしつつ、中盤や立ち上がりでのグリップをもう少し上げられたら、2026年に向け、かなり戦闘力の高いパッケージになるでしょうからね。」
★ちなみに、今回のマレーシアGPにはアレイシ・エスパルガロ(テストライダー)がピットボックス入りしていた。
(参照サイト:『Corse di moto』)






いろんな要素が絡んでるのは承知してますが、アレイシがテストライダーに就任してからの進歩が顕著ですね。
ブラドルのライディングスタイルや判断基準が古くて開発の方向性が間違っていたのではと思ってしまいます。
ホンダのマシンって昔からフロントがガチガチでハードブレーキングでリヤがスライドしたりホッピングしながら進入するのがスタンダードだったからね。
誰よりもその特性にマッチしてたのがマルクだったから・・・
ミル〜!ようやくエースらしい活躍を最近してくれて嬉しい。