Screenshot『マリーニ：あなたの実力に疑念を抱いていた人達もいたが…』
★11月末、ホンダファクトリーのルーカ・マリーニ（28才、ロッシ異父弟）が伊サイトのインタビューで次のように話した。
【ホンダ2年目シーズンが終了し、貴方もマシンも明らかに進歩してきたようで…】
「今シーズンは、実にポジティブに締めくくることができました。信じられないような1年でしたね。
当初、こう言う結果になるとは予想できなかったんだし…スタート地点の状況を思えば、本当に予想できなかったでしょ。
去年、ホンダ選手と言えば、最下位までの4順位常連だったのに…たとえレースで好調でも、とにかく後方に沈み込んでましたよね。
ところが、今年はトップ5〜6争いで大いに楽しみ…最終的には中間フェーズにまで進めました。こうなると、目標である『2026年に表彰台争いをする』も夢じゃないでしょう。
もちろん、簡単なことではないですけどね…成長しているとは言え、今度は最難関ステップを踏まなければならないんだから。」
【貴方の実力に疑念を抱いていた人達もいたが…】
「昨今、手放しで称賛されるなんてことはなく…とにかく、勝ってみせなければ駄目だし…たとえ勝ったとしても、他の面で色々と言われてしまうじゃないですか（笑）。
結局、自分のことは自分で考えるしかないんですよ…世間はとやかく言うのが好きなんだし、僕だって他人の噂話は好きですからね。
つまり、そう言うのも勝負の一環ってことで…笑い飛ばしてしまいましょうよ。僕としては、業界の関係者からなんと言われてるかの方に興味がありますね…僕の実績とか、ホンダと共に成長してきたことについて等ね。
業界の人達から褒められると、誇らしい気持ちになるんですよ…それで充分だと思ってます。」
【新テクニカルディレクターであるロマーノ・アルベジアーノの影響は、ホンダプロジェクトにけっこう現れている？】
「具体的にどれぐらいと言うのは難しいんですが、徐々にプロジェクトに溶け込み、日本人エンジニア陣と息を合わせながら良い仕事をしていると思います。
彼と一緒にホンダに加入したエンジニア陣と協力して、作業メソッドを改善してくれました。このまま頑張って、日本勢と共に然るべき方向に進んでいかないと。
去年までは、まだ昔の案と言うか…以前の案に関連したものがけっこう残ってたけど、その後、新たな方向に舵を切り、良い仕事ができたと思ってます。」
［ 中編に続く ］
★マリーニ選手は2021年にドゥカティプライベーターとしてモトGPデビューし、2024年にホンダファクトリーに移籍した。
ホンダ1年目は最高リザルト12位で総合22位（14ポイント獲得）だったが、2年目の今シーズンは5月の鈴鹿プライベートテストで負傷し、3GP欠場したものの、最高リザルト5位で総合13位（142ポイント獲得）だった。
（参照サイト：『Motosprint』）
（Photo：Instagram）
