Screenshot『マルケス:なぜバニャイアが、あれほど苦戦してしまったのか?』
★12月初め、アレックス・マルケス(29才、ドゥカティグレジーニ)が伊サイトで次のように話した。
[ その2はこちら ]
【2025年はフランチェスコ・バニャイアが大苦戦していたが…どう思う?】
「難しいですよねぇ。正直なところ、彼のスタイルを思えば…と言うか、彼のフィーリングを思えば、確かにマシンには変更がいくつか加えられてしまい…以前ほど、しっくりしなくなってしまったんでしょうね。
あと、負のスパイラルに入ってしまったって言うのもあるでしょ…フィーリングが落ち、転倒し、その他諸々ですよ。そうなると、気持ちが閉鎖的になってしまうこともあるから。
僕も覚えがあるんですよ…例えば、テストで連続して何周も走ると、1時間ほど休んだ方が良いって感じになるんです…頭がぼんやりして、同じことを繰り返しても訳が分からなくなってしまうんです。
あと、あそこまで高いレベルを維持し続けるのって、選手にとって楽なことじゃないでしょう…何年も前からタイトル争いを続けていたんだから、頭の切り替えが上手く出来ないと精神的に行き詰まってしまうこともあると思うんですよ。どんどん緊張が高まってしまい、心身ともに耐えきれなくなってしまうでしょう。
まぁ、よくは分かりませんけどね…本人とドゥカティは、具体的に何がどうなってしまったのか分かってるだろうけど。
今、僕に言えるのは…タイトル争いで戦闘力の高いペッコを一番に待ち望んでるのは、僕だってことぐらいですかねぇ。
今までのような安定感はないものの、スピードはそのままなんだから…オートバイの乗り方を忘れてしまったわけじゃないんだから。いずれ速い走りになりますよ。」
[ その4に続く ]
★アレックス選手は2013年にモト3フル参戦を始め、翌2014年に同タイトルを獲得した。
2015年にモト2昇格し、2019年に同タイトルを獲得、翌2020年にホンダファクトリーから兄マルク選手のチームメイトとしてモトGPデビューを果たした。
2023年にドゥカティグレジーニに移籍し、2025年には兄マルク選手とタイトル争いの末、総合2位を獲得した。
プライベート選手が総合2位になるのは、2005年のマルコ・メランドリ以来久しぶりのことで、来年、アレックス選手はドゥカティ最新機が提供されることとなっている。
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)





