モトGP『ロッシ・ボックス:トップ陣に接近』
オートバイライダーなら誰もが抱く夢のようではないか…晴れわたる空の下、トラック全てを独り占めしてモトGP機をかっ飛ばす。ヴァレンティーノ・ロッシとニッキー・ヘイデンが、まさにこの2日間、ムジェッロでそんな風に過ごしているのだ。
これまで同様、ドゥカティ・チームの前を阻み続けた雨が今回もテスト序盤の障害となっていたが、わずかなチャンスも逃さず選手らはトラックに降り立ち、新案のいくつか…アルミニウム製スイングアーム等…今後のレースでデスモセディチに使用されるかもしれないパーツを試していた。
ムジェッロより公式コメントはまだ発せられていないのだが、アレックス・ブリッジス(ロッシ選手のメカニックスタッフ)がツイッターでこんなことをつぶやいていた。
《具体的に何をしたかは言えないけれど、上手くはいったよ。役に立たない物もいくつかあったが、皆の顔に笑顔が浮かぶようなテスト結果もあったね。一番は、素早く作業できるセッティングを見い出せたことかな。つまりそれは、ポルトガルで定着させたベースが上手く機能してるってことで…現時点で3ヶ所のトラックで使ってみたわけだからね。》
チームの合い言葉は『集中し続けること』だ。
《あまり興奮しすぎないように。少しずつトップグループに近づいていってるし、改善点もだんだん小さくなってきている。我々は正しい方向に進んでいると信じてるよ。私としては、ル・マンでのセッティングはドライであってもヴァレンティーノに良いレースをさせられたと思ってるんだけどね。2位は無理でも、その辺りとかね。》
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年05月24日)
24日なんかはイタリアも快晴、風が気持ちいい初夏って感じだったから…トラックでも最高だったでしょうねぇ
ヤマハもホンダもテストを雨で逃してますからね。そりゃ近付くでしょう。
>2位は無理でも、その辺りとかね
困難な時は、やっぱり周りから鼓舞し合うことが大切ですね。
ヨーロッパ勢VS日本勢となると(メーカーの話)必ず無理やりなルール改正が出て来るのを歴史は物語ってます。(スキーのジャンプ競技しかり、ノルディック複合のタイム換算しかり)
そういう意味でも、ドカにはそこそこのポジションに戻ってもらわないと。