モトGP『ペドロサ:この勝利が足りなかった』
ダニ・ペドロサがザクセンリンク戦での勝利で幸せに浸っている。
「やっと勝利が訪れてくれました…大満足です…ずっと張り合いがなかったんで。レースは厳しいものでした…ストーナー選手は本当に強い走りをしていたし。僕ら二人共、他の選手に比べて速かったですね。僕が前に出たら、彼はずっと僕のラインを辿って走っていました。コーナーでのハードブレーキが上手くいってるって自分でも分かってたんで、自信はありました。その後は集中力を保つよう最大限にプッシュして…彼が気を散らして、転倒したんです。」
「最終ラップまで2人で優勝争いを続けなければならないって思ってました。僕にとって、今回の勝利には重要な意味があります。もう何戦も何戦も勝とうと頑張ってきたけど…でも、ストーナーやロレンソ選手が本当に強い走りをしていた。僕も調子が良かったし、やっとうちが勝てて…僕にとってもチームにとっても重要なことだったんです。このまま続けていけるよう…プッシュしていけるよう願ってます。次はムジェッロなんで…凄く良いサーキットですよね…勝ち続けていきたいと願ってます。」
また、契約更改に関してはムジェッロで公表できるのではないかとも。
「そうできれば良いんですが…全てが上手いこと収まってくれるよう願ってます。」
今回のザクセンリンク戦を2位で終えたホルヘ・ロレンソ選手は次のように話している。
「最終ラップの前に、オレンジ色のライダーが転倒するのが見えて…ペドロサ、ストーナー選手のどちらかは分からなかったんだけど、最終的にストーナー選手だって分かりました。全てがうちに対して逆行してるように見えてたけど…できればアッセンでの僕の転倒も、ここでの彼の転倒も、なければ良かったのにって思います。優勝は無理だったでしょうね…ホンダがあまりにも強すぎましたから。」
最後はアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手もストーナー選手の転倒に便乗し、3位で表彰台に上がっている。
「うちにとってはとても重要なリザルトで…上位でレースを進めるのも、ラストをベストラップで走るのも、つまりは僕が良くやってるってことを意味するわけだから。他に比べかなり…本当の本当にかなり重要なリザルトです。かなり色々と知ってもらえるレースでした。」
つまり、2013年にワークス機に乗るべく『遠回し』なメッセージと言うわけだ。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事: Mediaset.it 2012年07月08日)
私も、レース直後にペドロサ選手の記事を翻訳したのは本当に久し振りのような気がします…