ダカール2014:第13ステージLA SERENA – VALPARAÍSOはこちら
『モトカテゴリー:第13ステージLA SERENA – VALPARAÍSO』
★第35回ダカール2014、全コース8733kmの世界一過酷なラリーが終了した。
★マルク・コマ(KTM)がミスを犯さず最終ステージを終え、今年の総合優勝を勝ち取った。同選手はキャリア4度目の総合優勝である。
★総合2位はコマ選手のチームメイト、ジョルディ・ヴィラドムス。今回のステージ優勝はシリル・デプレ(ヤマハ)(注記)であったが、総合3位の座はデプレ選手のチームメイト、オリビエ・パインが僅差で獲得した。
★ホワン・バレダ(ホンダ)は度重なる不幸に見まわれ、才能を発揮出来ず残念ながら総合7位に甘んじた。
★第13ステージのファイナルステージのスタート順は、総合ランキングの逆順で開始される。つまり、78位のGuyomarch(ヤマハ)からスタートし、1位のコマ選手が最後尾となる。
★コースは122kmの移動を終え、157kmのスペシャルステージはサボテンと岩場の多いコースを抜ける。その後、256kmの移動をこなし、ゴールのValparaisoで選手達と各チームが今回のダカールの完走を祝うのである。
★コマ選手の今ステージでの走りは優位に立っているリーダーに相応しく、守りに徹した作戦であった。最後尾からのスタートによりライバル達の軌跡やコースが検討でき、更にコンスタントにミドルハイのリズムを保った。デプレ選手からは4カ所のチェックポイントで3分ずつ遅れていた。
★コマ選手は18位でラリーを終え、首位とのギャップは13分23秒であったが、第35回ダカール総合優勝を手中に収める事が出来た。総合2位のヴィラドムス選手とのギャップは1時間52分27秒であった。
★マルク・コマのダカール総合優勝は2006/2009/2011年に続き4度目で、常にKTMのマシンで参加している。KTMの優勝は2001年のファブリッツオ・メオーニの勝利から現在(2008年のダカール中止を除き13戦)まで連続優勝が引き継がれている。
★シリル・デプレは総合3位の表彰台を目指し全力を尽くした。最初のチェックポイントではチームメイトのパイン選手に1分17秒のギャップを稼ぎ、それがステージ終了では3分10秒となった。しかし昨日までの総合順位ではパイン選手とのギャップが3分44秒だったため、5度のダカール総合優勝経験を持つデプレ選手は34秒の僅差(注記)で表彰台を逃した。
★ホワン・バレダは昨日の2時間の遅れを念頭に置き、強烈にプッシュした。第12ステージでは37分のギャップでコマ選手に密着し、総合2位を保っていたが、同ステージのゴール数キロ手前で転倒しトップステムを破損、徒歩同然のスピードでゴールした。
★バレダ選手は本日の第13ステージでは、リズムを保ち2位(注記)でゴール。総合順位は7位に収まったが、今回のダカールでは高リザルトを獲得し、4度のステージ優勝(注記)を勝ち取った。
★過酷なダカールを走破したのは196選手中78選手のみ、女性ライダーとして唯一完走したライア・サンツ(ホンダ)は総合16位であった。
(Source:2014年1月18日 Motociclismo 記事より抜粋)
注記:同記事が掲載された後、シリル・デプレ(ヤマハ、最終リザルト5位)が5分のペナルティーを受け順位が変更になり、ステージ優勝はホアン・バレダとなりました。記事中の順位は暫定のもので、最終リザルトは下記のリンクで確認して下さい。
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